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マイネットのニュース
このコンテンツは、マイネット<3928>の2018年12月期第2四半期(2018年4-6月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。8本に分けたコンテンツの6本目です。
あとAIを使ったインハウス運用ですね。結果的に営業利益がしっかりと高まっていきます。AI、少し言葉を変えると機械学習ということになるのですが、機械学習で、ある程度以上のロイヤルユーザーさんがこの商材をお求めになるかどうか、ないしは手に入れた時にそれをしっかりと活用されるかどうかという予測については、本当にもう誤差といいますか、精度90%を超えて95%ぐらいのところで予測することができるようになっています。商材の分析ですね。それができることによって、本当にムダ打ちがなくなるんです。予測して商材を出して、最適な売上、要はゲーム空間がどれだけの売上を上げることができるのかというのがデータに基づいて予測できていますので、その予測値、最適の売上値を作るための商材、その商材を出したらどれぐらい売れるかというのを、予測精度を高めることによって、ムダ打ちがなく、本当に精度の高い商材の投入、売上づくりができるようになっているということなどがAI化で実現できていることです。
あと、先ほど申し上げました機械やAIに仕事をどんどん任せていくことによって、人ひとりひとりが本当にクリエイティブなお仕事に向き合うことができるようになっていきます。実際そうなっていっています。これによって本当に余裕の時間ができると、どんどんと新たなインプットをしていきます。自分でゲームをプレイしたりとか、アニメとか漫画とか、人とのコミュニケーションをやることによってどんどんインプットをして、結果的にパフォーマンスの高い状態、クリエイティブな状態を作ることができます。まさに、これからやってこようとしている2020年のAI時代においての人の働き方の一つの実装系を当社のゲームサービス業の中で行っていっている。そんなものたちです。こういったGSアセットたちを活用することによって、各タイトルを長期利益化し、当社のコンセプトである10年空間、皆さんにとって大切な居場所を決して失わせない、喪失させないということを実現していくということをしております。
あとこの図は、当社の社内でもよく使うのですけどこれA面B面と呼んでいます。これもゲームサービス業を表す典型的な図です。皆様にPLやBSで可視化されるのはA面の方なんですよね。タイトルが積み上がり、その分収益が積み上がっていくという側面。ここについては当社はずっと100タイトル100チームを目標として、積み上げをしていっております。
実は大事なのはこのB面の方、タイトルが増えたら増えるほどデータとネットワークがどんどん溜まっていって、データとネットワークをアセットに変え、このアセットを各タイトルの利益率向上に注入していく。この構図、A面で積み上げてB面で蓄積して、B面のアセットをA面に還元する、この構造でやっていることというのが当社のゲームサービス業の一番の肝です。これをやっていこうとする上で、このような見立てができます。タイトル数が多いということはイコール、これからやってくるAIの時代において最も強いデータの基盤を持てているということなんです。国内最大数、今現在は36、これから7月になってまた増えています。40タイトルあるという状態で、40タイトルのリアルタイムデータを日々データウェアハウスに貯めて、それをどんどん次なる予測精度を取るためのデータとして使うということをされている会社は他にはありません。
この国内最大数のゲーム空間のリアルタイムデータが蓄積しているという事実こそが当社がここからすぐ向こう10年20年において勝ち抜いていくための一番の肝です。他社には真似できない機械学習・AI化の基盤を構築できているということです。今回AIを連呼するページがありますが、私、社内では、今から半年前ぐらいから、この2020年代はAIの時代になるというのを言っているんですね。実際mynet.aiという会社を作ったりとか、それに向けた取り組みをどんどん進めているんですけれども、もう間違いないです、2020年代はAIの時代になります。IT時代でいうと1990年代って感じですね、IT、IT、ITと皆が言っていた時代で、次にネット、ネットといった時代がありました。IT時代からネット時代、その次に来るのがAI時代ととらえています。
というようなことをずっと社内で言っていたら、皆さんもよくご存知の孫正義さんが、全く同じことをついこないだおっしゃっていて、孫正義さんがAIを制するものが未来を制するっておっしゃっていたのですが、ぜひ皆さんに覚えておいていただきたいのは、私は、孫正義さんよりも先に言っておりました。
ちょっとだけ笑ってもらってよかったです。ただこれは本当なので、そのようにずっと準備を進めています。実際このタイトルを積み上げる型の事業モデルになっていたことそのものも、要は4年前にこの事業を始めた時点から、結局、このオンライン時代における事業の構造は必ずデータ・イズ・キングなのです。どれだけしっかりデータを蓄積できているか、しかもそれを固有のデータとして蓄積できているかです。リアルタイムのビックデータです。これを貯めてしっかりそのデータを活用して事業・収益に変えていくことができるか。
皆様よくご存知のGoogle、Amazon、Facebook、Apple、これら全員同じですよね。オンラインの業態においてデータを蓄積したものこそが本当にその領域を制覇します。
我々がこのゲームの領域で戦っていこうとするときに、40クラスターのタイトルのデータをしっかり自分たちのものとして蓄積して、それを収益に変えていくという構造に4年間かけてしっかりとその基盤を整えてきたのが、いよいよ成果として現すことができる時期がここからやってくるなと思っています。
<FA>
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