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パイプドHDのニュース
■パイプドHD<3919>の業績動向
(4) 財務状況及びキャッシュ・フローの状況
2022年2月期末の財務状況については、資産合計は9,337百万円(前期末比1,263百万円増)となった。流動資産は1,193百万円増加したが、主に現金及び預金の増加1,052百万円、受取手形及び売掛金の増加53百万円等による。固定資産は70百万円の増加となったが、無形固定資産の減少106百万円、投資その他の資産の増加178百万円等による。投資その他の資産の増加は、主に子会社ダブルシャープ・パートナーズを通じた投資有価証券の増加による。
負債合計は3,850百万円(前期末比267百万円増)となったが、主に未払金の増加182百万円、未払法人税等の増加166百万円、好業績に報いた賞与引当金の増加139百万円、長期借入金の減少238百万円等による。純資産合計は5,487百万円(同996百万円増)となったが、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による利益剰余金の増加907百万円等による。
営業活動によるキャッシュ・フローは1,531百万円の収入となったが、主な収入は税金等調整前当期純利益の計上1,661百万円、減価償却費172百万円、賞与引当金の増加140百万円等によるものであった。投資活動によるキャッシュ・フローは250百万円の支出となったが、主な支出は有形固定資産の取得24百万円、無形固定資産の取得60百万円、投資有価証券の取得84百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出55百万円等による。財務活動によるキャッシュ・フローは311百万円の支出となったが、主な支出は、借入金の返済(ネット)200百万円、配当金の支払額195百万円等による。この結果、期中の現金及び現金同等物は1,052百万円増加し、当期末残高は6,101百万円となった。
(5) 2022年2月期の主なトピックス
a) 「JoyPla」が医療現場の在庫管理問題をDXで解決(2021年4月)
パイプドビッツは、中小規模病院向けクラウド型相互共有SPDシステム※「JoyPla」をバージョンアップした。医療材料の使用期限や製造ロット番号などをバーコード管理できるGS1-128に対応し、中小病院での在庫管理にかかる業務コストの削減及び医療の安全性を確保できる。
※SPD(Supply Processing and Distribution)システム:病院が使用・消費する物品(医薬品、試薬、滅菌・再生品、文具・日用雑貨、印刷物など)の在庫管理・購買管理・搬送管理・消費管理を一元管理することで、コスト削減や原価管理など病院経営改善及び管理業務の効率化を図る物品・物流管理システム。
b) 「広報プラス−わたしの○○」を正式リリース(2021年4月)
VOTE FORは、地方自治体向けにDXを支援するサービス基盤として、「広報プラス−わたしの○○」(○○には自治体名が入る)を正式リリースした。広報紙を中心として自治体と住民の双方向コミュニケーションを支援することができる。
c) 子会社の株式を売却(2021年4月)
同社が保有するカレンの全株式を譲渡し、カレンは同社の連結範囲から除外された。
d) 「SPIRAL(R) ver.1」がバージョンアップし、PHP7.4対応と常時SSL化を推進(2021年5月)
パイプドビッツは、パフォーマンスと安全性の向上を目的に、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL(R) ver.1」をバージョンアップし、PHP7.4対応と常時SSL化を推進する新バージョン1.13.4の提供を開始した。
e) カーボンオフセット証書を発行(2021年5月)
パイプドビッツは、2020年分の「スパイラル(R) カーボンオフセット証書」の発行を開始した。ユーザーのSDGsへの取り組みを支援し、脱炭素社会の実現に貢献する。パイプドビッツでは2008年に「グリーンIT基本方針」を制定して以来、地球環境の保全と情報生活の発展の調和を目指し、「Spiral Leads Greenプロジェクト」を推進している。カーボンニュートラル化やオフセット証書発行はそのプロジェクトの一環であり、今回で12年連続の取り組みとなる。
f) 「SPIRAL(R)」のサポートを強化(2021年7月)
パイプドビッツは、サポート担当者が「SPIRAL(R)」を利用中の顧客のパソコン画面を確認しながら操作方法を案内する「画面共有サポート」の提供を開始した。音声だけの電話サポートと違い、顧客と同じ操作画面を確認しながらサポート対応することで、顧客の不安を解消し、より安心感のあるサポート体験を提供する。
g) 「SPIRAL HRクラウド」をリリース(2021年8月)
パイプドビッツは、従業員と労務担当者間の手続きのペーパーレス化を実現する従業員情報管理プラットフォーム「SPIRAL HRクラウド」の提供を開始した。
h) 「SPIRAL(R) ver.2」を大幅アップデート(2021年11月)
パイプドビッツは、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL(R) ver.2」の開発者向け機能を大幅に強化した。新機能「PHP実行環境」「DBトリガ」「認証API」の実装により、「SPIRAL(R)」ユーザーは、今まで以上に複雑な処理を実行するWebアプリの開発や、CMS連携がしやすくなった。
i) 「スタンダード市場」を選択申請(2021年12月)
東証の市場区分変更に伴い「スタンダード市場」を選択申請し、2022年4月から同市場へ移行した。
j) 「SPIRAL(R) ver.1」が最高位の評価を受賞(2022年1月)
パイプドビッツのローコード開発プラットフォーム「SPIRAL(R) ver.1」は、IT製品・クラウドサービスのレビューを基に、ユーザーに支持された製品を表彰する「ITreview Grid Award 2022 Winter」において、「ローコード開発」「Webデータベース・ノンプログラミング開発」「iPaaS」の3部門で最高位の「LEADER」を受賞した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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(4) 財務状況及びキャッシュ・フローの状況
2022年2月期末の財務状況については、資産合計は9,337百万円(前期末比1,263百万円増)となった。流動資産は1,193百万円増加したが、主に現金及び預金の増加1,052百万円、受取手形及び売掛金の増加53百万円等による。固定資産は70百万円の増加となったが、無形固定資産の減少106百万円、投資その他の資産の増加178百万円等による。投資その他の資産の増加は、主に子会社ダブルシャープ・パートナーズを通じた投資有価証券の増加による。
負債合計は3,850百万円(前期末比267百万円増)となったが、主に未払金の増加182百万円、未払法人税等の増加166百万円、好業績に報いた賞与引当金の増加139百万円、長期借入金の減少238百万円等による。純資産合計は5,487百万円(同996百万円増)となったが、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による利益剰余金の増加907百万円等による。
営業活動によるキャッシュ・フローは1,531百万円の収入となったが、主な収入は税金等調整前当期純利益の計上1,661百万円、減価償却費172百万円、賞与引当金の増加140百万円等によるものであった。投資活動によるキャッシュ・フローは250百万円の支出となったが、主な支出は有形固定資産の取得24百万円、無形固定資産の取得60百万円、投資有価証券の取得84百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出55百万円等による。財務活動によるキャッシュ・フローは311百万円の支出となったが、主な支出は、借入金の返済(ネット)200百万円、配当金の支払額195百万円等による。この結果、期中の現金及び現金同等物は1,052百万円増加し、当期末残高は6,101百万円となった。
(5) 2022年2月期の主なトピックス
a) 「JoyPla」が医療現場の在庫管理問題をDXで解決(2021年4月)
パイプドビッツは、中小規模病院向けクラウド型相互共有SPDシステム※「JoyPla」をバージョンアップした。医療材料の使用期限や製造ロット番号などをバーコード管理できるGS1-128に対応し、中小病院での在庫管理にかかる業務コストの削減及び医療の安全性を確保できる。
※SPD(Supply Processing and Distribution)システム:病院が使用・消費する物品(医薬品、試薬、滅菌・再生品、文具・日用雑貨、印刷物など)の在庫管理・購買管理・搬送管理・消費管理を一元管理することで、コスト削減や原価管理など病院経営改善及び管理業務の効率化を図る物品・物流管理システム。
b) 「広報プラス−わたしの○○」を正式リリース(2021年4月)
VOTE FORは、地方自治体向けにDXを支援するサービス基盤として、「広報プラス−わたしの○○」(○○には自治体名が入る)を正式リリースした。広報紙を中心として自治体と住民の双方向コミュニケーションを支援することができる。
c) 子会社の株式を売却(2021年4月)
同社が保有するカレンの全株式を譲渡し、カレンは同社の連結範囲から除外された。
d) 「SPIRAL(R) ver.1」がバージョンアップし、PHP7.4対応と常時SSL化を推進(2021年5月)
パイプドビッツは、パフォーマンスと安全性の向上を目的に、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL(R) ver.1」をバージョンアップし、PHP7.4対応と常時SSL化を推進する新バージョン1.13.4の提供を開始した。
e) カーボンオフセット証書を発行(2021年5月)
パイプドビッツは、2020年分の「スパイラル(R) カーボンオフセット証書」の発行を開始した。ユーザーのSDGsへの取り組みを支援し、脱炭素社会の実現に貢献する。パイプドビッツでは2008年に「グリーンIT基本方針」を制定して以来、地球環境の保全と情報生活の発展の調和を目指し、「Spiral Leads Greenプロジェクト」を推進している。カーボンニュートラル化やオフセット証書発行はそのプロジェクトの一環であり、今回で12年連続の取り組みとなる。
f) 「SPIRAL(R)」のサポートを強化(2021年7月)
パイプドビッツは、サポート担当者が「SPIRAL(R)」を利用中の顧客のパソコン画面を確認しながら操作方法を案内する「画面共有サポート」の提供を開始した。音声だけの電話サポートと違い、顧客と同じ操作画面を確認しながらサポート対応することで、顧客の不安を解消し、より安心感のあるサポート体験を提供する。
g) 「SPIRAL HRクラウド」をリリース(2021年8月)
パイプドビッツは、従業員と労務担当者間の手続きのペーパーレス化を実現する従業員情報管理プラットフォーム「SPIRAL HRクラウド」の提供を開始した。
h) 「SPIRAL(R) ver.2」を大幅アップデート(2021年11月)
パイプドビッツは、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL(R) ver.2」の開発者向け機能を大幅に強化した。新機能「PHP実行環境」「DBトリガ」「認証API」の実装により、「SPIRAL(R)」ユーザーは、今まで以上に複雑な処理を実行するWebアプリの開発や、CMS連携がしやすくなった。
i) 「スタンダード市場」を選択申請(2021年12月)
東証の市場区分変更に伴い「スタンダード市場」を選択申請し、2022年4月から同市場へ移行した。
j) 「SPIRAL(R) ver.1」が最高位の評価を受賞(2022年1月)
パイプドビッツのローコード開発プラットフォーム「SPIRAL(R) ver.1」は、IT製品・クラウドサービスのレビューを基に、ユーザーに支持された製品を表彰する「ITreview Grid Award 2022 Winter」において、「ローコード開発」「Webデータベース・ノンプログラミング開発」「iPaaS」の3部門で最高位の「LEADER」を受賞した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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