阿波製紙、今期経常を50％下方修正、未定だった配当は無配継続

　阿波製紙 <3896> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は1億8600万円の黒字(前年同期は5000万円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の3億4000万円の黒字→1億7000万円の黒字(前期は1億1400万円の赤字)に50.0％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億3400万円の黒字→6400万円の黒字(前年同期は9800万円の赤字)に72.6％減額した計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は8000万円の黒字(前年同期は3400万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-1.4％→0.8％に改善した。

株探ニュース