パ・システム、今期経常を53％上方修正、配当も15円増額

　パシフィックシステム <3847> [ＪＱ] が3月29日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の4.7億円→7.1億円(前期は8.2億円)に52.6％上方修正し、減益率が42.9％減→12.9％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.8億円→5.3億円(前年同期は4.9億円)に86.1％増額し、一転して7.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の110円→125円(前期は120円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　弊社グループの業績は、コロナウイルスの感染症拡大によって影響を受けましたが、子会社において、国の政策であるGIGAスクール構想により、小・中学校等へのパソコン・ネットワーク機器の導入が増加し、機器等販売の売上が大幅に増加する見通しとなりました。利益につきましては、前述の機器等販売の売上の増加による利益増加が見込まれること、感染症対策費用の支出が軽減されたこと、対面での営業や会議の減少により費用が削減されたこと等で、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも増加する見込みです。　なお、上記業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、実際の業績は、様々な要因により変動する可能性があります。

　　弊社の配当政策は内部留保の充実を図りながら、業績に応じて積極的に利益還元を行うことを基本方針としており、当社連結業績における配当性向30％～50％を目安としております。　2021年3月期の期末の配当予想は、一株当たり110円としておりましたが、上記の業績予想を踏まえて、一株当たり125円に変更することにいたしました。