アクロデアが急反発、１６年８月期業績予想を下方修正もアク抜け感強まる

　アクロディア<3823.T>が急反発。１４日の取引終了後、１６年８月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の１９億４７００万円から２７億５００万円（前期比８２．１％増）へ上方修正した一方、営業利益を２９００万円から１４００万円（前期６億１３００万円の赤字）へ、最終損益を１３００万円の黒字から３６００万円の赤字（同９億２４００万円の赤字）へ下方修正したが、アク抜け感台頭から買いが入っている。

　３月にＸｉｏ（東京都新宿区）から譲り受けたゲーム関連事業の業績が寄与するとともに、ふるさと納税関連サービスや新規事業の「インターホン向けＩｏＴシステム」などの貢献で売上高は上振れる見通し。ただ、上期に既存ソーシャルゲームの売上減少や、ふるさと納税関連サービスに付随して提供する端末などの購入費用で粗利率が低下した影響が響き、利益面は下方修正を余儀なくされたという。また、一部ソフトウエア資産に関して減損損失２１００万円を計上したことなどで最終損益の修正幅が大きくなった。

　同時に発表した第２四半期累計（１５年９月～１６年２月）決算は、売上高１１億８４００万円、営業損益１億２７００万円の赤字、最終損益１億６６００万円の赤字だった。なお、前年同期は連結業績のみを開示していたため、比較は開示されていない。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）