与信管理のリスクモンスター、格付ロジックをバージョンアップ

～倒産リスクを判別するRM格付を新たに30万社以上へ付与、業歴の浅い新設法人の信用評価分析を強化～

法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：藤本太一、以下リスモン）は、2024年7月21日（日）に「格付ロジック」をバージョンアップし、新設法人を対象として新たに30万社以上にRM格付を付与することをお知らせいたします。
　RM格付は、企業を6段階のＡ格～Ｆ格（細分化を含めると9段階）に分類した倒産に特化した与信管理指標であり、その倒産判別力は90%超を維持し高い精度を誇ります。
　今回、これまでの格付ロジックを補完する取り組みとして、新設企業の信用評価分析を強化する「新基準」を導入しました。
　リスクモンスターの格付ロジックは540万社超の生存企業情報と100万社超の倒産企業分析データを、専門アナリストとAIが解析・評価して構築したものです。今回追加する「新基準」では、AIによる生存企業ビッグデータの学習により、対象企業の定性情報から資金力を類推するほか、倒産企業ビッグデータの学習から過去の倒産傾向と比較し、業歴の浅い法人に対しても推定倒産確率を算出することが可能となりました。


　業歴の浅い企業は、定量・定性面ともに公開されている情報が少ないため、従来は信用判断が難しいとされてきましたが、この度、格付ロジックを補完する「新基準」を新設法人に適用することにより、新たに330,354社に対してRM格付の付与を実現しました。


　リスクモンスターは、時勢に合った分析手法を取り入れながら、精度の高い与信管理指標を提供しています。スピーディな取引判断を実現することで、企業における“攻めの取引”をサポートしてまいります。



改定のポイント

（1）AI技術とアナリストの知見を融合
　RM独自データベースの生存企業情報と、累計100万社超の倒産企業分析データを解析し、AIとアナリストによる格付ロジックを生成しています。人的知見とAIの強みを最大限に生かした評価モデルであり、RM格付の倒産判別力（倒産件数に占めるE・F格の割合）は90％超の水準となる見通しです。
（2）格付付与件数の増加
　新格付ロジックは新設企業を対象としております。従来判断が難しくRM格付が付与されていなかった業歴の浅い企業に対しての「新基準」を追加することにより、新たに30万社以上に対してRM格付を付与することが可能となります。
（3）従来ロジックの補完
　今回の新基準追加は、従来の格付ロジックを改廃するものでなく、補完するものとして導入いたします。既存の格付ロジックを保持しつつ、新基準を導入することで、より多角的な視点から企業の信用力を評価します。

RM格付とは

　独自のデータベースを活用して企業を信用度合いに応じてＡ～Ｆの6段階（細分化を含めると9段階）で格付けしています。この格付は、累計100万社超の倒産分析データにより裏付けられた倒産に特化した独自指標であり、Ａ格は倒産確率が低く、Ｆ格は倒産確率が高い企業となります。企業審査のプロフェッショナルであるリスモンにより格付けされた6段階の分かりやすい指標であることから、取引判断の効率化・迅速化が図れるとご好評をいただいています。
　また、「RM格付」の倒産判別力は会員へ毎月公開し、その精度の高さをご評価いただいており、約7,500の会員企業に採用されています。


RM格付の倒産判別力（2023年度実績）


RM格付の定義

リスクモンスター株式会社
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業（定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」）やビジネスポータルサイト事業（グループウェアサービス等）、BPOサービス事業、海外事業（利墨（上海）商務信息咨詢有限公司）にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しています。
リスモングループ法人会員数は、2024年3月末時点で14,007（内、与信管理サービス等7,498、ビジネスポータルサイト等3,074、教育事業等2,964、その他471）となっています。

【会社概要】
社名：リスクモンスター株式会社
本社所在地：東京都中央区日本橋2-16-5　RMGビル
代表取締役：藤本　太一
設立：2000年9月
上場区分：東証スタンダード市場（証券コード：3768）
HP：https://www.riskmonster.co.jp/

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