ガンホーがカイ気配スタート、中国進出足場に底値離脱へ

　ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>がカイ気配スタート。株価は前週末にストップ高を演じたが、週明けも寄り付きから投機資金の流入が顕著だ。同社は１５年半ばをメドに中国でスマートフォン向け大ヒットしている「パズル＆ドラゴンズ」の配信を始めると７日付の日本経済新聞が報じた。中国ネットサービス大手のテンセント社と提携し、現地のゲーム文化に対応した操作方法やストーリーを作り直し需要を取り込む構えで、これによる業容拡大を期待した買いが勢いを増している。一方、株式需給面も物色人気を盛り上げている。同社株は１１月２８日に貸借取引が可能となっており、足もとは大幅に売り長で踏み上げ相場の素地がある。また、テクニカル的にも１０月末から１２月初旬にかけて４００円台半ばで底練りを続けていたことから、満を持しての上放れに追随した個人投資家資金の買いが上げ足を助長している格好だ。

ガンホーの株価は９時８分現在５４３円（△２１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）