アエリア---2Q売上高微減、アセットマネージメント事業は2ケタ増収

アエリア<3758>は14日、2020年12月期第2四半期（2020年1月-6月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.3%減の140.77億円、営業利益が同91.6%減の1.54億円、経常利益が同94.4%減の0.97億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が43.11億円（前年同期は10.44億円の利益）となった。

ITサービス事業の売上高は前年同期比26.4%減の19.78億円、営業利益は同15.2%減の2.20億円となった。オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行うファーストペンギン、及びデータサービス事業を行うエアネットが安定した収益を獲得しているが、アフィリエイト広告収益の減少により売上高、営業利益が減少した。

コンテンツ事業の売上高は同12.8%減の75.32億円、営業損失は1.13億円（前年同期は14.90億円の利益）となった。スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行う同事業では、新型コロナウイルス感染症の拡大によりイベント等の延期・中止に伴い収益が伸びず、またソフトウエアの開発費及び償却費が増加し、売上高、営業利益が減少した。

アセットマネージメント事業の売上高は同46.4%増の46.19億円、営業利益は同56.8%減の0.44億円となった。不動産の賃貸及び売買、国内外の企業等への投資等を行う同事業では、新型コロナウイルス感染症の拡大により新規案件が獲得できず、費用の支出が先行したため営業利益が減少した。

2020年12月期通期については、売上高が前期比8.3%減の260.00億円、営業利益が同77.9%減の5.00億円、経常利益が同86.4%減の3.00億円、親会社株主に帰属する当期純損失が42.00億円とする5月22日に修正した業績予想を据え置いている。



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