ファルコムが後場上げ幅を拡大、「英雄伝説 創の軌跡」発売など寄与し２０年９月期業績予想を上方修正

　日本ファルコム<3723.T>が後場上げ幅を拡大している。午後２時ごろ、２０年９月期の単独業績予想について、売上高を２１億円から２４億５０００万円（前期比０．２％減）へ、営業利益を１０億円から１２億５０００万円（同１５．０％減）へ、純利益を６億８０００万円から８億３０００万円（同１７．５％減）へ上方修正したことが好感されている。

　プレイステーションネットワークにおけるダウンロード販売や、北米・欧州地域での英語版タイトル、アジア地域での繁体字中国語・韓国語版タイトルの販売が好調だったほか、新規ライセンス案件の契約締結が進んだことが要因という。また、８月２７日に発売したプレイステーション４向けゲームソフト「英雄伝説　創（はじまり）の軌跡」の国内及びアジアでの販売が堅調に推移していることも寄与するとしている。

　また、従来６円を予定していた期末一括配当を１２円にするとあわせて発表した。普通配当６円に加えて、「英雄伝説　創の軌跡」の発売により、「軌跡シリーズ」の累計販売本数が５００万本を突破したことを記念して記念配当６円を実施するという。

出所：MINKABU PRESS