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エンカレッジ・テクノロジのニュース
「絶望の林を抜け、恐怖の森に踏み込む!」
●マーケットには弱気の声が充満
相場巧者は「絶望の林を抜け、恐怖の森に踏んだ者だけが巨利を得る」と諭している。いわゆる、究極の逆張りだ。実際、ピーター・リンチ、ジョセフ・ケネディ、ジョン・テンプルトンなどの歴史上の“名人”はそろって、バーゲン・ハンターである。この局面において、必要なのはリスクを取る勇気だろう。
足元の株式市場はボロボロだ。投げ売り商状となっている。日経平均株価は12月25日に、1万9117円の安値まで売り込まれた。1万9000円の大台割れ寸前である。マーケットには「1万8000円がらみが下値のメド」と、弱気の声が充満している。
投資家の多くが絶望の域に達しているのは間違いない。経験則的には恐怖の瞬間が近いと思う。資産が溶けるような感覚にさらされる。実際、株価が今年の高値比半値、3分の1になっている銘柄がゴロゴロしている。誰もが「早く売っておかねば…」と焦っている。
だからこそ、こんな安値水準を売り叩くのだろう。大半が損切りと推測できる。古来、売りの3悪はやれやれの売り、狼狽売り、腹立ち売りなどと言われるが、この2018年末の売りはどう表現するべきだろうか。
●究極の逆張り、山椒魚の子育てに学ぶ
失望売り? 現実に明るい話はひとつもない。新春に向けての希望はかけらもない。暗い年の瀬である。米中貿易戦争は収束の兆しがみえず、リスク回避の円高が進行している。「とりあえず、現金に」と売り急ぐのは投資家心理として理解できる。
ただ、需給悪は株価調整によってのみ是正される、の教えに従えば株価は十分すぎるほど下げたのではないか。需給は改善に向かう。それに、株価は先行する。2019年の悪材料のかなりの部分を織り込んだのではないか。さらに、相場格言は底値圏では好材料を探せ、なかったら買え、という。
いま、まさに、そんな状況ではないか。話は変わるが、山椒魚は太古の昔から生きている。動きは鈍く、プヨプヨしている。武器は持っていない。恐竜の子供の格好のおやつだ。それがなぜ、生き延びたのだろうか。
その理由は筆者に言わせると、2点ある。ひとつは長寿(100年以上、生きる)、もうひとつは9月(秋)に卵を産み、11月に孵化、子供は12月に活動を開始すること。冬場である。この時期、外敵の多くは冬眠している。
いわゆる、子育ての逆張りではないか。大半の生き物は食べ物の豊富な春~夏に出産し、子育てをする。しかし、これは敵も多い。山椒魚はあえて、秋~冬を選んだ。これは正しい。現実に、ずっと生き延びてきた。投資家として、この戦術を学ぼうじゃないか。
◆杉村氏のお薦め「2018年ポートフォリオ10銘柄」
アルトナー <2163>
クリエイト <3024> [JQ]
エンカレッジ・テクノロジ <3682> [東証M]
トレンダーズ <6069> [東証M]
高見沢サイバネティックス <6424> [JQ]
ログリー <6579> [東証M]
インスペック <6656> [東証2]
青山財産ネットワークス <8929> [東証2]
スマートバリュー <9417>
GMOインターネット <9449>
2018年12月24日 記
★元日~3日に、2019年「新春特集」を一挙、“26本”配信します。ご期待ください。
→→ 「新春特集」の記事一覧をみる
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