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クロス・マーケティンググループ---21年6月期は1−6月で過去最高売上高・利益を計上し、増配も発表

配信元:フィスコ
投稿:2021/08/13 16:11
クロス・マーケティンググループ<3675>は12日、2021年6月期連結決算を発表した。売上高が107.58億円(前期は159.85億円)、営業利益が10.07億円(同9.86億円の利益)、経常利益が10.48億円(同10.78億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純利益が5.40億円(同4.67億円の利益)となった。なお、2021年6月期は、決算期変更により2021年1月から2021年6月までの6ヶ月決算となっているため、対前期増減率については記載していない。

デジタルマーケティング事業の売上高は45.01億円、セグメント利益(営業利益)は3.64億円となった。クロス・コミュニケーションを中心としたシステムの受託開発やIT人材サービスの事業会社等は、既存顧客の継続と新規顧客からの受注についても獲得が進み、クロス・プロップワークス、Fittioの売上高・利益ともに堅調に推移した。デジタルプロモーション/マーケティング領域を展開するディーアンドエムもデジタルシフトの加速とともに、受注・売上共に好調に推移した。また、第1四半期連結会計期間からドゥ・ハウス他1社の連結開始による業績寄与に加え、第1四半期に続き2021年4月-6月においても継続的に堅調に推移しており、売上・利益に貢献した。

データマーケティング事業の売上高は39.57億円、セグメント利益(営業利益)は10.56億円となった。昨年より続いている新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンラインサービスの需要は底堅く推移しており、売上高は堅調に推移するとともに、販売における生産性や案件の生産効率についてもアウトソーシング拠点の活用も含めて効果が出てきており、セグメント利益についても堅調に推移した。海外拠点については、2021年4月-6月において、Kadence International (USA)において大型案件の計上を行ったため、全体として新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも売上高については堅調に推移した。

インサイト事業の売上高は27.74億円、セグメント利益(営業利益)は4.23億円となった。海外事業会社の拠点については、各拠点ともに新型コロナウイルス感染症の影響を受けており、売上高については、伸び悩むものの、オフィスの移転・縮小等による固定費の削減等を適時実施し、セグメント利益については一定の回復を図った。そのような中、国内の事業会社については、一定の案件受注状況が回復しているとともに、これまでオフラインを中心に展開していたサービス領域についてもオンラインでの実施(「オンライン」デプスインタビュー、「オンライン」グループインタビュー等)が好調に推移した。


2022年6月期通期の連結業績予想については、売上高が230.51億円、営業利益が19.03億円、経常利益が18.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が11.01億円を見込んでいる。さらに配当予想を通期8.2円(中間4.1円、期末4.1円)と増配を予定している。


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配信元: フィスコ
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