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ブロードリーフのニュース
■業績動向
1. 2020年12月期の連結業績概要
ブロードリーフ<3673>の財務数値(連結)は、IFRS基準で開示されている。2020年12月期連結業績は、売上収益が21,162百万円(前期比6.3%減)、営業利益が4,135百万円(同8.6%減)、税引前利益が3,820百万円(同14.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益が2,465百万円(同20.3%減)となった。コロナ禍の影響により第2四半期から第3四半期にかけて商談期間が長期化したことに加え、非自動車系の顧客である旅行業や観光バス業が停滞したこと等から全体では減収減益となったが、期末の顧客数(法人数)は37,400(前期末は36,447)と順調に増加した。また、月額売上は7,191百万円(前期は6,688百万円)と順調に増加している。
区分別では、プラットフォームの売上収益は10,275百万円(前期比0.8%増)となった。また、サブセグメント別の売上収益は、基本が7,616百万円(同0.5%減)、EDI・決済が905百万円(同1.6%減)、サポートが1,596百万円(同8.0%増)、その他が157百万円(同11.8%増)となった。基本が微減収となったが、主にPaas/SaaSの一括販売(ソフトウェア)が減少したこと、部品取引の停滞によりPSF(手数料)が減少したことによる。これらは、多分にコロナ禍の影響を受けたと思われる。一方で、ユーザー数が増加したことからPaas/SaaSの月額やIaaS(月額)、保守などは順調に増加した。プラットフォーム全体ではほぼ想定内の結果であった。
アプリケーションの売上収益は10,887百万円(前期比12.2%減)となった。また、サブセグメント別の売上収益は、業種別が8,806百万円(同15.7%減)となったが、内訳としては自動車系が7,545百万円(同15.0%減)、非自動車系が1,261百万円(同19.8%減)であった。またOTRSは204百万円(同39.7%減)、その他は1,877百万円(同16.7%増)となった。業種別では、自動車系は商談の長期化により年間販売台数(フロー)が減少したが、顧客数は順調に増加しており、今後の事業展開にとっては好材料と言える。非自動車系(観光業やバス事業等)及びOTRSは、商談の長期化に加えて案件の凍結などもあり、大幅な減収となった。
2. 財務状況
2020年12月期末の財務状況は、流動資産は7,752百万円(前期末比235百万円減)となった。主に現金及び現金同等物の増加199百万円、営業債権及びその他の債権の減少502百万円、棚卸資産の増加103百万円などによる。非流動資産は、24,522百万円(同820百万円増)となったが、主に有形固定資産の減少204百万円、開発に伴うソフトウェア資産の増加による無形資産の増加1,528百万円などによる。その結果、資産合計は前期末比585百万円増の32,274百万円となった。
負債の部では、営業債務及びその他の債務が223百万円減少、契約負債が439百万円減少、短期有利子負債が6百万円減少、長期有利子負債が146百万円減少したことなどから負債合計は797百万円減少し7,671百万円となった。資本の部では、当期利益の計上、自己株式の取得などにより資本合計は1,383百万円増加し24,602百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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1. 2020年12月期の連結業績概要
ブロードリーフ<3673>の財務数値(連結)は、IFRS基準で開示されている。2020年12月期連結業績は、売上収益が21,162百万円(前期比6.3%減)、営業利益が4,135百万円(同8.6%減)、税引前利益が3,820百万円(同14.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益が2,465百万円(同20.3%減)となった。コロナ禍の影響により第2四半期から第3四半期にかけて商談期間が長期化したことに加え、非自動車系の顧客である旅行業や観光バス業が停滞したこと等から全体では減収減益となったが、期末の顧客数(法人数)は37,400(前期末は36,447)と順調に増加した。また、月額売上は7,191百万円(前期は6,688百万円)と順調に増加している。
区分別では、プラットフォームの売上収益は10,275百万円(前期比0.8%増)となった。また、サブセグメント別の売上収益は、基本が7,616百万円(同0.5%減)、EDI・決済が905百万円(同1.6%減)、サポートが1,596百万円(同8.0%増)、その他が157百万円(同11.8%増)となった。基本が微減収となったが、主にPaas/SaaSの一括販売(ソフトウェア)が減少したこと、部品取引の停滞によりPSF(手数料)が減少したことによる。これらは、多分にコロナ禍の影響を受けたと思われる。一方で、ユーザー数が増加したことからPaas/SaaSの月額やIaaS(月額)、保守などは順調に増加した。プラットフォーム全体ではほぼ想定内の結果であった。
アプリケーションの売上収益は10,887百万円(前期比12.2%減)となった。また、サブセグメント別の売上収益は、業種別が8,806百万円(同15.7%減)となったが、内訳としては自動車系が7,545百万円(同15.0%減)、非自動車系が1,261百万円(同19.8%減)であった。またOTRSは204百万円(同39.7%減)、その他は1,877百万円(同16.7%増)となった。業種別では、自動車系は商談の長期化により年間販売台数(フロー)が減少したが、顧客数は順調に増加しており、今後の事業展開にとっては好材料と言える。非自動車系(観光業やバス事業等)及びOTRSは、商談の長期化に加えて案件の凍結などもあり、大幅な減収となった。
2. 財務状況
2020年12月期末の財務状況は、流動資産は7,752百万円(前期末比235百万円減)となった。主に現金及び現金同等物の増加199百万円、営業債権及びその他の債権の減少502百万円、棚卸資産の増加103百万円などによる。非流動資産は、24,522百万円(同820百万円増)となったが、主に有形固定資産の減少204百万円、開発に伴うソフトウェア資産の増加による無形資産の増加1,528百万円などによる。その結果、資産合計は前期末比585百万円増の32,274百万円となった。
負債の部では、営業債務及びその他の債務が223百万円減少、契約負債が439百万円減少、短期有利子負債が6百万円減少、長期有利子負債が146百万円減少したことなどから負債合計は797百万円減少し7,671百万円となった。資本の部では、当期利益の計上、自己株式の取得などにより資本合計は1,383百万円増加し24,602百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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