あす（１９日）の株式相場見通し＝外国人の積極買い継続、１万円を前に足踏み

　あす（１９日）の東京株式市場は、日経平均株価１万円を目前にして、足踏み状態が予想される。１９日から日銀の金融政策決定会合（２０日まで）がスタートし、引き続き追加金融緩和への期待感は高いものの、外国為替市場で対ドルや対ユーロでの円安進行にやや一服感が出てきたこともあり、利益確定売りが先行する場面もありそうだ。
　ただ、１８日の東証１部の売買高が３４億株超と大きく膨らむなど、外国人も含めて市場参加者のエネルギーは増幅している。特に海外投資家は、寄り付き前の外国証券の売買注文動向でも１８日で９営業日連続の買い越しとなるなど、クリスマス休暇を前にして日本株に対する攻勢を強めている。
　日程面では、寄り付き前に財務省から１１月の貿易統計が発表される。海外では、韓国大統領選挙、米１１月住宅着工件数が注目される。また、東証１部に、信用保証業務・損害保険の代理業務を手掛ける全国保証<7164.T>、マザーズには移動体管理システムの通信・アプリケーションサービスの提供およびシステムの開発のモバイルクリエイト<3669.T>が新規上場する。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）