レナウンが一時２３％安と急落、１５年２月期最終損益は一転赤字に 増し担保規制強化も嫌気

　レナウン＜3606.T＞が急落。株価は一時、前日比７２円（２３．７％）安の２３２円まで売られた。８日の取引終了後、１５年２月期の連結最終損益が１億２０００万円の赤字（前の期は１億６４００万円の赤字）になったようだと発表した。従来予想の６億円の黒字から一転、赤字に転落する。売上高は７３５億円から７２２億円（前の期比４．８％減）へ見直したほか、営業損益は７億円の黒字から３億２０００万円の黒字（前の期は１億４６００万円の赤字）に下方修正した。冬物衣料のクリアランス販売が盛り上がりを欠いたほか、個人消費の低迷が響いた。保有する投資有価証券の評価損で特別損失を計上したことも業績の悪化要因となった。
　また、東証は８日、９日売買分から信用取引の委託保証金率を７０％以上（うち現金４０％ 以上）に引き上げると発表。信用での増し担保規制の強化も嫌気されている。

レナウンの株価は１１時３０分現在２３２円（▼７２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）