山喜、前期最終を赤字拡大に下方修正

　山喜 <3598> [東証Ｓ] が5月12日大引け後(16:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の9.9億円の赤字→13.3億円の赤字(前の期は14.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の6.4億円の赤字→9.8億円の赤字(前年同期は10.6億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年3月期の業績予想につきましては、緊急事態宣言やまん延防止重点措置の発出などの、新型コロナウイルス感染症の影響とコンテナ不足に端を発した物流面での納期の遅れ及び工場生産枠の逼迫による製品納期の遅れが発生し、シャツの実需期である2月、3月も、厳しい事業運営を強いられました。そのような状況の下、物流費や人件費などの経費削減に取り組みましたが、売上高の減少により営業利益及び経常利益につきましては、前回予想を下回りました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記の修正に加え、特別損失において、市川物流センターの閉鎖と物流業務移管に伴う特別損失を計上したことや、繰延税金資産の取り崩しを行い、法人税等調整額を計上したため、前回予想を下回りました。