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前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2022/12/23 05:30

ニーズウェル <3992>  798円 (+30円、+3.9%)

 ニーズウェル <3992> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。同社は21日、独自に開発した人工知能(AI)ソリューション「Prophetter(プロフェッター)」シリーズの提供を開始したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。Prophetterシリーズは、同社が顧客と実証実験を行いながら開発する業種別AIソリューション「Work AI」のラインアップの一つ。これまで同社がAI導入の開発を通じて蓄積した深層学習を含む機械学習によるAI構築手法・業務システム構築のコア技術を活用し、各業種・業務が直面するさまざまな課題の解決や デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援する。

PI <4290>  713円 (+24円、+3.5%)

 プレステージ・インターナショナル <4290> [東証P]が大幅高で4日ぶりに反発。同社は21日取引終了後、子会社のプレミア・エイドがBYD Auto Japan(横浜市神奈川区)が日本で販売する 電気自動車(EV)に車両緊急通報システムを提供すると発表し、これが材料視されたようだ。今回のサービス提供は、中国のEV大手であるBYDが23年1月から日本で販売を開始するにあたり、PIグループがお客様相談室及びロードアシストサービスを担うことになっていることの一環。コネクテッドカーのソリューションを「BYD E-CALL」の名称でBYDのEVに搭載し、23年3月ごろのサービス提供開始を予定している。

大光 <3160>  685円 (+19円、+2.9%)

 大光 <3160> [東証S]が続伸。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(6-11月)連結業績について、売上高が305億7000万円から308億2500万円(前年同期比17.7%増)へ、営業損益が1800万円の赤字から1億6400万円の黒字(前年同期2億500万円の赤字)へ、最終損益が1300万円の赤字から9400万円の黒字(同2億1800万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。販売価格の見直しや経費抑制に取り組んだことで、収益性が改善していることが要因としている。

東京センチュ <8439>  4,470円 (+115円、+2.6%)

 東京センチュリー <8439> [東証P]が6日ぶりに反発した。連結子会社である米CSIリーシングがデンマークとスウェーデンで新たに法人を設立したと発表。これが株価の支援材料となったようだ。CSIリーシングにとってはノルウェーに続く北欧拠点となる。デンマークとスウェーデンに子会社を持つグローバル企業や現地企業に対し、付加価値の高いITライフサイクルマネジメントサービスを提供。欧州での事業拡大につなげる。

アエリア <3758>  396円 (+10円、+2.6%)

 アエリア <3758> [東証S]が続伸。21日の取引終了後、未定としていた22年12月期の期末一括配当予想を5円にすると発表したことが好感された。なお、前期実績は5円だった。

サンバイオ <4592>  778円 (+18円、+2.4%)

 サンバイオ <4592> [東証G]が続伸。21日の取引終了後、 再生医療等製品の包装・表示・保管に関する自社施設を東京都中央区に設置し、業許可を取得したと発表しており、好材料視された。同社は現在、開発品SB623の慢性期外傷性脳損傷に対する治療薬としての承認に向けた審査を受けているが、並行して承認取得後の流通体制の整備を進めており、医療機関のニーズに柔軟に対応するため同施設を設置する。会社側では今回の業許可取得により、自社施設での再生医療等製品の包装・表示・保管が可能になり、流通整備に向けて大きく前進したとしている。

武蔵精密 <7220>  1,613円 (+34円、+2.2%)

 武蔵精密工業 <7220> [東証P]が3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で、投資判断「オーバーウエイト」を継続し、目標株価を1900円から2000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券によると、ホンダ <7267> の生産台数の低迷は続くが、新規拡販は電動化向けを含め順調なもようであり「大規模拡販の進展に加え、事業領域の変貌スピードを評価」する強気シナリオを継続するという。また、23年3月期の営業利益予想は105億円の従来予想を据え置いたが、新興国二輪車市場の堅調さに加え、インフレ影響の回収率を引き上げ、24年3月期の営業利益予想を160億円から170億円へ上方修正している。

テレ東HD <9413>  1,793円 (+37円、+2.1%)

 テレビ東京ホールディングス <9413> [東証P]が3日ぶりに反発。21日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を30万株(発行済み株数の1.09%)、または6億6000万円としており、取得期間は22年12月23日から23年3月31日まで。株主還元及び資本効率の向上を図ることが目的という。

芙蓉リース <8424>  8,520円 (+170円、+2.0%)

 芙蓉総合リース <8424> [東証P]が3日ぶりに反発。22日午前9時ごろ、商用電気自動車(EV)に特化した開発・製造・販売を手掛けるEVモーターズ・ジャパンと資本・業務協定を締結したと発表しており、好材料視された。EVモーターズ・ジャパンは、電力消費とバッテリー劣化を大幅に低減する自社開発したモーター制御システム「アクティブ・インバータ」や、車両の電化に伴う航続距離の課題を解決する軽量車両の開発などの技術を活用し、世界最高クラスの低電力消費率、バッテリー長寿命、安全性を兼ね備えた量産型の商用EVを開発している。今回、芙蓉リースはEVモーターズが実施する第三者割当増資の一部を引き受ける予定で、EVモーターズは調達資金を量産組立工場の国内新設に伴う建設資金や、試作車両・デモ車開発などに要する研究・開発費などにあてるとしている。

三越伊勢丹 <3099>  1,355円 (+24円、+1.8%)

 三越伊勢丹ホールディングス <3099> [東証P]が続伸、百貨店など インバウンド関連株が高かった。21日に発表された11月の訪日外客数は93万4500人と、前月から2倍近い伸びになった。コロナ前の2019年同月との比較では4割近い水準となる。政府の入国制限緩和が進むなかで訪日外客数の回復が順調に進んでいることが確認されたのを受け、22日の株式市場では今後の更なる客数増への期待からインバウンド関連株を物色する動きが広がったようだ。三越伊勢丹 <3099>高島屋 <8233> [東証P]、松屋 <8237> [東証P]など百貨店株のほか、AI通訳機「ポケトーク」を手掛けるソースネクスト <4344> [東証P]、訪日客向け旅行会社のHANATOUR JAPAN <6561> [東証G]などが上昇した。

西松屋チェ <7545>  1,504円 (+26円、+1.8%)

 西松屋チェーン <7545> [東証P]が続伸。21日の取引終了後に発表した12月度(11月21日~12月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比1.1%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好材料視された。中頃以降に気温が低下したことで、冬物衣料の売り上げが大きく伸びたことが牽引した。なお、全店売上高は同3.7%増だった。

豊田合 <7282>  2,033円 (+35円、+1.8%)

 豊田合成 <7282> [東証P]が3日ぶりに反発。21日の取引終了後、動物性の本革などを使用しない「レザーフリー」を嗜好するユーザー向けの高触感の合成皮革ハンドルを開発し、トヨタ自動車 <7203> [東証P]の「LEXUS RX」に採用されたと発表しており、好材料視された。今回採用されたハンドルは、セーレン <3569> [東証P]の協力のもと開発されたもので、合成皮革を用いつつプレミアムカーにも相応しい肌触りを実現。また、表面に特殊な塗膜を施すことで、滑らかでしっとりとした触感を与えたほか、汗や化粧品などの成分から表面の劣化を防ぐとしている。

エアトリ <6191>  2,456円 (+26円、+1.1%)

 エアトリ <6191> [東証P]が続伸。21日の取引終了後、マルチモーダルデータ活用サービスの提供や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を行うDATAFLUCT(東京都渋谷区)と資本・業務提携したと発表しており、好材料視された。DATAFLUCTへの資本参加は投資事業の一環での取り組みで、DATAFLUCTの今後の成長によるリターンを期待しているという。また、エアトリ関連会社のハイブリッドテクノロジーズ <4260> [東証G]とDATAFLUCTとの間で開発について資本・業務提携しており、DATAFLUCTの非構造化データ基盤の開発やSaaSの開発、DX支援に対して、ハイブリッドテクノロジーズの強みである日本人PMや豊富なエンジニア開発リソースを多数アサインすることで、DATAFLUCTの事業成長を支援するとしている。

※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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