ダイニック、上期経常を一転3％減益に下方修正

　ダイニック <3551> [東証Ｓ] が11月6日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7億円→6.5億円(前年同期は6.7億円)に7.1％下方修正し、一転して3.4％減益見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の15億円(前期は10.4億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期第２四半期累計期間の連結業績につきましては、住生活環境関連事業において展示会用カーペットが好調に推移し、生産の合理化による生産能力増強により増収増益となったものの、印刷情報関連事業において、ラベル等の印字用熱転写リボンで海外向けの市場の需給調整が想定以上に長引き、売上・利益減少に大きく影響いたしました。また、原材料・燃料価格は未だ高い水準で推移しており、販売価格への転嫁が追い付いていない事業もあり、売上高、営業利益、経常利益は前回予想値を下回る見込みであります。　一方、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、損失の計上が当初の予想を下回る事から、前回予想値を上回る見込みであります。　2024年３月期通期の業績予想（連結）につきましては、海外市況等の不透明性等を勘案して、前回発表通りとさせていただきます。