日東網が反落、付加価値の高い定置網が落ち込み第１四半期は３４％営業減益

　日東製網<3524.T>が反落。１１日の取引終了後に発表した第１四半期（５～７月）連結決算が、売上高４１億１１００万円（前年同期比６．０％増）、営業利益１億６１００万円（同３４．８％減）、純利益１億２００万円（同２２．７％増）と大幅営業減益となったことが嫌気されている。

　陸上用ネットの施工工事の受注が順調だったことや連結子会社が増加したことで売上高は増収となったが、付加価値の高い定置網の売上高が減少したことで営業利益は減益を余儀なくされた。また、前年同期は為替差損が発生したが、今期はドル高で為替差益が発生し、最終利益にプラスに働いた。

　なお、１８年４月期通期業績予想は、売上高１９０億円（前期比５．９％増）、営業利益１２億円（同４６．９％増）、純利益７億円（同２５．５％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）