住江織物の１０年５月期連結営業利益は前期比１７．９倍の１４億円に拡大

　住江織物が１３日引け後、１０年５月期第３四半期連結決算と１０年５月期の連結業績見通しを発表。７日に通期見通しを上方修正したように、通期の連結営業利益は従来予想比３億円増の１４億円（前期比１７．９倍）に拡大する予想だ。

　自動車・車両内装事業分野が、需要の回復と、昨年来の事業構造改革の効果により、採算が大きく向上していることが上方修正の主因で、第３四半期（０９年６月－１０年２月）決算でも、同事業の営業利益は、前年同期比２．８７倍の１５億８６００万円と急伸、これが、他事業の不振を補い、第３四半期トータルの営業大幅増益（前年同期比９．６５倍の１１億８８００万円）につながった。

　１０年５月期の連結売上高は前期比１．２％減の７０５億円、経常利益は同１０．６倍の１７億円、最終損益は１２億円の黒字（前期は８億４９００万円の赤字）で、この高収益変化率は、改めて株価面で見直されてきそうだ。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社

住江織物が新値追い、１０年５月期業績予想の上方修正が株価刺激

　カーペット大手の住江織物が一時１６円高の２２５円まで買われ、３月１６日の年初来高値２１３円を更新している。東証１部値上がり率上位。２２０円台に乗せたのは０８年７月２５日以来となる。

　７日、１０年５月期連結業績予想を上方修正したことが株価を刺激した。国内の自動車生産台数の順調な回復を背景に自動車内装事業が好調に推移。営業利益は従来予想の１１億円から１４億円（前期比１７．９倍）へ。



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