フェイスＮＷ、今期経常を一転9％減益に下方修正

　フェイスネットワーク <3489> [東証Ｍ] が3月24日大引け後(16:42)に業績修正を発表。20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の10.5億円→7.4億円(前期は8.1億円)に29.5％下方修正し、一転して9.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の11.2億円→8.1億円(前年同期は10.7億円)に27.5％減額し、一転して24.4％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年３月期におきましては、不動産投資支援事業における新築一棟マンションＧranＤuo シリーズについて、一定の利益率を保ちながら、業績拡大のため積極的に営業活動を行ってまいりました。売上高につきましては、当会計年度に売却を見込んでいた販売用不動産の竣工が複数件来期に回りましたが、今期に予定しておりませんでした不動産を売却しましたことにより当初予想金額と同程度となる見通しとなりました。しかしながら利益面につきましては、融資厳格化により当初予定した利益額を確保できない物件があったこと及び開発物件の地中障害等による工事費の増加により、当初予想の利益を下回る見通しとなりました。これらの結果、2019年５月14日に公表いたしました2020年３月期通期（2019年４月1日～2020年３月31日）の業績予想を、誠に遺憾ながら、上記のとおり修正することにいたしました。また、金融機関の融資姿勢の厳格化の影響や新型ウイルス等による不透明な状況はあるものの、富裕層の投資家の優良投資用不動産に対する需要は底堅く推移しているため、優良な物件開発と販売活動に注力することにより、適正な利益率を確保しながら、業績拡大のため営業活動を行ってまいります。期末配当予想については、継続的かつ安定的な配当の維持に努めていることや経営環境等を総合的に考慮した結果、2019年５月14日公表（１株当たり30円）から変更はありません。