１８日の株式相場見通し＝米株式市場の上昇を受け買い先行のスタート

　１８日の東京株式市場は、買い優勢の展開が想定される。前日の米株式市場でＮＹダウ平均株価が３日続伸となったことに加え、外国為替市場で円安・ドル安が進行していることもあり、買い先行のスタートとなりそうだ。
　１７日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が１３日終値比２８ドル高の１万８０４７ドルと３日続伸した。ギリシャが欧州連合（ＥＵ）に対して融資の延長を求める姿勢を示したと報じられたことで、事態の好転に向けた期待感が再び高まり、買いが優勢となった。
　ナスダック総合指数は、同５．４３１ポイント高の４８９９．２６７と５日続伸した。また、Ｓ＆Ｐ５００指数は３日続伸で、終値ベースで初めて２１００ポイント台に乗せた。
　１８日の外国為替市場では、１ドル＝１１９円２０銭台と、前日に比べて円安・ドル高が進行している。
　日程面では、日銀の金融政策決定会合の結果が発表されるほか、会合後の黒田日銀総裁の記者会見が注目される。また、１月の訪日外客数が発表される見通し。ＩＰＯ関連ではファーストブラザーズ＜3454.T＞、ファーストロジック＜6037.T＞がマザーズ市場に新規上場する。海外では、米国で複数の重要経済指標が発表される。米１月の住宅着工件数、卸売物価、鉱工業生産などが予定されており要注目となる。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）