2,048円
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■マネックスG <8698> 895円 (+150円、+20.1%) ストップ高
東証1部の上昇率2位。マネックスグループ <8698> がストップ高に買われた。4日の取引終了後、米国子会社のトレードステーショングループが特別買収目的会社(SPAC)との統合により2022年上半期までにニューヨーク証券取引所に上場することを目指すと発表しており、これを材料視した買いが入ったようだ。これにより調達する資金は、大規模なマーケティング施策やサービス向上に向けた投資に充てる方針。なお、同子会社は上場後も引き続きマネックスGの子会社にとどまる。
■ソケッツ <3634> 950円 (+150円、+18.8%) ストップ高
ソケッツ <3634> [東証2]がストップ高。同社は4日、感性メタデータ生成サービス「emoα(エモルファ)」の提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。このサービスは、同社が膨大なエンターテインメント作品をデータベース化するなかで築き上げた独自の自然言語処理技術や日本人ならではの繊細な感情・感性分析技術により導き出された2000万もの感性因子とそれらの体系化ノウハウにより、通常のデータ関連技術だけでは解析できない「潜在意識」「深層心理」「想い」などを感性メタデータとしてデータ化したものだという。なお、同日に発表された22年3月期第2四半期累計(4-9月)の単独決算は、売上高が前年同期比8.3%減の4億1500万円、営業損益が6200万円の赤字(前年同期は5400万円の赤字)となった。
■大末建 <1814> 1,049円 (+150円、+16.7%) ストップ高
東証1部の上昇率3位。大末建設 <1814> がストップ高。同社は関西を地盤にマンションなど民間建築主体に展開する建設会社で、旺盛なマンション需要を背景に受注高が伸び、足もとの業績も好調に推移している。同社が4日取引終了後に発表した22年3月期上期(21年4-9月期)の決算は売上高が前年同期比19.8%増の327億1300万円、営業利益が同13.2%増の11億2400万円と2ケタ増収増益を達成した。また、好決算を背景に今期年間配当も増額、従来計画の40円から60円(前期実績は40円)に20円上乗せし、好決算と株主還元強化を好感する買いが集中する形となった。
■レノバ <9519> 5,370円 (+705円、+15.1%) ストップ高
東証1部の上昇率4位。レノバ <9519> がストップ高となる5370円まで買われた。4日の取引終了後に22年3月期上期(4-9月)の決算を発表し、売上高が133億6800万円(前年同期比24.2%増)、営業利益が40億1600万円(同24.2%増)と大幅増収増益で着地した。営業利益ベースでの進捗率は85.4%に達しており、これを好感した買いが入ったようだ。大規模太陽光発電所やバイオマス発電所の発電量が順調に推移したほか、バイオマス発電事業を手掛ける持ち分法適用関連会社を連結子会社化したことなどが業績押し上げに貢献した。なお、通期見通しの売上高300億円(前期比46.0%増)、営業利益47億円(同2.1%増)は据え置いた。
■NKK <6943> 5,700円 (+705円、+14.1%) ストップ高
NKKスイッチズ <6943> [JQ]がストップ高。同社は4日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を80億円から84億円(前期比23.0%増)へ、営業利益を6億円から7億5000万円(同68.2倍)へ、純利益を5億3000万円から5億8000万円(同9.4倍)へ、年間配当予想を100円から150円(前期は85円)へ上方修正すると発表しており、好感された。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は6億1900万円(前年同期は8700万円の赤字)だった。上期は生産増強の取り組みに加えて、急激な需要回復によって受注が好調に推移した。これに伴い、通期でも営業利益や純利益が当初の会社計画を上回る見込みになったとしている。
■メディアドゥ <3678> 5,050円 (+535円、+11.9%)
東証1部の上昇率5位。メディアドゥ <3678> が大幅高で4日続伸。4日夜の複数のメディアで海賊版漫画サイト「漫画BANK」が閉鎖されていることが分かったと報じられており、電子書籍の流通・配信を手掛ける同社に追い風となるとの思惑から買いが入ったようだ。「漫画BANK」は、違法に漫画がアップロードされている海賊版漫画サイトのなかでも大手と呼ばれており、今回の閉鎖は集英社(東京都千代田区)が訴訟準備を進めていると伝えられたことが一因とされている。海賊版サイトは電子書籍関連各社の業績にも影を落としていただけに、その大手の閉鎖は関連各社にプラスに働くとの見方が強い。「まんが王国」のビーグリー <3981> や「めちゃコミック」のインフォコム <4348> 、「マンガBANG!」のAmazia <4424> [東証M]も大幅高となった。
■フロンテオ <2158> 2,909円 (+240円、+9.0%)
FRONTEO <2158> [東証M]が急反発となり、年初来高値を更新。同社は4日取引終了後、ネットワーク解析に特化した人工知能(AI)「LoocaCross(ルーカクロス)」を搭載した経済安全保障対策ネットワーク解析システム「Seizu Analysis(セイズアナリシス)」の2つめのソリューションとなる「株主支配ネットワーク解析ソリューション」の提供を開始すると発表しており、材料視された。調査対象とするエンティティ(実体)に対して、(1)直接株主となるエンティティの俯瞰、(2)間接持ち株関係でつながるネットワーク全体の俯瞰、(3)実効間接持ち株比率を反映したネットワーク全体の俯瞰を表すことができる。その際に、各種エンティティリストに掲載された企業に関する基本情報(所在地、業種、持ち株比率など)も表示されるとしている。
■シグマクシス <6088> 2,943円 (+233円、+8.6%)
東証1部の上昇率7位。シグマクシス・ホールディングス <6088> が3日ぶり急反発。同社は戦略立案から開発、実行まで一気通貫で対応する経営コンサルティング会社で、人工知能(AI)を活用した付加価値の高い案件で強みを発揮する。4日取引終了後に発表した21年4-9月期決算は売上高が前年同期比7.8%増の72億7400万円、営業利益は同81.6%増の11億1200万円と急拡大した。ERPクラウド化サービスのプロジェクトにおける社内デリバリー体制の強化で外注費を削減し、利益率の向上が営業利益の伸びに反映された。また同日、発行済み株式数(自社株を除く)の1.75%に相当する40万株、金額ベースで7億円を上限に自社株買いを実施することも発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。
■インソース <6200> 2,447円 (+192円、+8.5%)
東証1部の上昇率8位。インソース <6200> が急反発。4日の取引終了後に発表した22年9月期の連結業績予想で、売上高89億円(前期比18.6%増)、営業利益26億円(同8.1%増)、純利益17億7000万円(同12.7%増)と2期連続で営業最高益更新を見込み、年間配当予想で前期比1円50銭増の17円を予定していることが好感された。対面型研修に対する需要回復が予想されるほか、オンライン研修はその利便性により底堅いニーズがあることから、研修実施回数及び受講者数が増加する見通しで、講師派遣型研修事業並びに公開講座事業ともに伸長を見込む。一方、ITサービス事業は、大企業へのLeafの引き合いが増加すると同時に、中規模・小規模/成長企業向けの新バージョンの販売や新機能開発を強化することで、売上高や利益への拡大を図るとしている。なお、21年9月期決算は、売上高75億100万円(前の期比46.5%増)、営業利益24億400万円(同3.1倍)、純利益15億7100万円(同3.5倍)だった。同時に、24年9月期に売上高128億円、営業利益37億1000万円を目指す中期経営計画を策定した。研修事業で大手・準大手企業へのDX教育、SDGs・ESG教育など新分野の開発を強化するほか、ITサービス事業でLeaf機能強化、高付加価値オプションの拡充を図るとしている。
■日本通信 <9424> 201円 (+15円、+8.1%)
日本通信 <9424> が急反発。4日の取引終了後、22年3月期上期(4-9月)の決算を発表。売上高が22億400万円(前年同期比41.4%増)、営業利益が5200万円(前年同期3億9000万円の赤字)で着地しており、これを好感した買いが入ったようだ。「日本通信SIM」を中心とした音声サービスの売り上げ増加が寄与した。通期見通しについては数値の公表はしていないものの、7年ぶりの通期黒字化を目指すとの方針を引き続き掲げている。
■IIJ <3774> 4,490円 (+330円、+7.9%)
インターネットイニシアティブ <3774> が急伸。同社は5日正午に、22年3月期連結業績予想について、売上高を2260億円から2285億円(前期比7.3%増)へ、営業利益を175億円から220億円(同54.4%増)へ、純利益を117億円から137億円(同41.1%増)へ、年間配当予想を39円から46円(前期は29円75銭)へ上方修正すると発表しており、好感された。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は93億400万円(前年同期比77.6%増)だった。上期はネットワークサービスの売上伸長や粗利の増加などにより、期初想定を上回って推移した。下期においてもネットワークサービス分野で期初想定を上回ると見込まれるため、見通しを上方修正するとしている。
■ぐるなび <2440> 571円 (+41円、+7.7%)
ぐるなび <2440> が急反発。同社は4日取引終了後、22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業損益が21億7000万円の赤字(前年同期は49億3900万円の赤字)で赤字幅が縮小したと発表しており、これが好感された。ネット予約サービスは10月に入り、一部地域で時短要請が継続している中でも前々年の9割まで回復しており、時短要請が解除された10月25日以降は回復ペースが加速しているとしている。なお、依然として外食市場の先行きに対する不透明感は拭えないとし、通期業績予想は非開示とした。同社では下期の業績を見通す上で、忘年会シーズンの動向の見極めが重要と認識しているとした。
■エイベックス <7860> 1,720円 (+120円、+7.5%)
エイベックス <7860> が続急伸、7.5%高の1720円で高値引けとなった。4日の取引終了後、22年3月期営業利益予想を10億円から30億円(前期62億7800万円の赤字)へ大幅に上方修正しており、これが好感されたようだ。好調だった上期(4-9月)実績を踏まえて通期見通しを見直した。同時に発表した4-9月期決算は、売上高463億400万円(前年同期比35.1%増)、営業利益26億3400万円(前年同期22億2900万円の赤字)だった。新型コロナウイルスの影響が減少したことで音楽事業を中心に売り上げが増加したことが全体業績に貢献した。
■アルフレッサ <2784> 1,715円 (+115円、+7.2%)
アルフレッサ ホールディングス <2784> が3日ぶり急反発。同社は4日取引終了後、株主還元の充実および資本効率向上のため、1100万株(発行済み株式総数に対する割合5.20%)もしくは150億円を上限とする自己株取得枠を設定すると発表しており、材料視された。取得期間は21年11月5日から22年3月24日まで。あわせて22年3月期連結業績予想について、売上高を2兆5050億円から2兆5780億円へ上方修正するものの、営業利益を283億円から219億円へ、純利益を207億円から170億円へ下方修正すると発表した。4月に実施された薬価の中間年改定後の販売価格交渉が難航し、予想以上に売上総利益率が低下する見込みであるため。なお、会計基準の変更のため、前期比の増減は記載されていない。22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は91億1700万円だった。
■SUMCO <3436> 2,418円 (+158円、+7.0%)
SUMCO <3436> が続急伸。4日の取引終了後に未定としていた21年12月期連結業績予想を発表しており、売上高3329億円(前期比14.3%増)、営業利益505億円(同33.3%増)、純利益359億円(同40.8%増)と大幅な増収増益を見込み、同じく未定としていた期末配当予想を19円実施すると発表したことが好感された。第4四半期において半導体ウエハー需給の更なる逼迫が見込まれるなか、技術開発推進による製品の差別化とともに人工知能(AI)の深耕による生産性改善を図るとしている。なお、年間配当予想は36円となり、前期実績に対しては9円の増配となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高2444億6300万円(前年同期比11.8%増)、営業利益365億3300万円(同22.6%増)、純利益269億7900万円(同33.5%増)だった。
■ゼリア新薬 <4559> 2,141円 (+131円、+6.5%)
ゼリア新薬工業 <4559> が急反発。同社は4日取引終了後、80万株(発行済み株式総数に対する割合1.77%)もしくは18億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表しており、材料視された。取得期間は21年11月5日から22年5月13日までで、環境変化に対応した機動的な資本政策の遂行のためとしている。あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結営業利益は26億7200万円(前年同期比67.2%増)だった。22年3月期連結営業利益53億円(前期比52.5%増)に対する進捗率は50.4%だった。
■SRAHD <3817> 3,000円 (+177円、+6.3%)
SRAホールディングス <3817> が急反発。同社は11月4日大引け後に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比22.7%増の26.2億円に伸び、通期計画の47.6億円に対する進捗率は55.1%に達し、5年平均の39.9%も上回った。
※5日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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