宮地エンジが一時１０％高、１７年３月期営業利益予想と配当予想を上方修正

　宮地エンジニアリンググループ<3431.T>が４連騰して一時、前日比２１円（１０．０％）高の２３１円まで買われ、２カ月ぶりに昨年来高値を更新している。７日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、営業利益を１０億円から１７億円（前期比５６．２％増）へ、純利益を７億円から１４億円（同４０．６％減）へ上方修正したことが好感されている。

　一部工事の進捗遅れの影響で売上高は３８０億円から３６０億円（同９．８％減）へ下方修正したが、採算性の高い工事が順調に進捗したことや、各工事の採算改善や業務全般にわたるコスト削減に努めたことが奏功し利益は上振れる見通し。また、業績予想の修正に伴い、従来２円を予定していた期末一括配当を４円に増額するとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高２５９億４４００万円（前年同期比１３．３％減）、営業利益１８億１５００万円（同２．３倍）、純利益１４億４６００万円（同３１．９％減）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）