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サンマルクホールディングスのニュース
*12:48JST サンマルクHD Research Memo(8):2025年3月期は2ケタ営業増益を予想、さらに上振れの可能性
■サンマルクホールディングス<3395>の今後の見通し
2025年3月期の連結業績予想は売上高が前期比0.9%減の64,000百万円、営業利益が同14.5%増の3,000百万円、経常利益が同9.0%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同116.6%増の2,100百万円としている。売上高は前期までの不採算店整理の影響が残るため小幅減収だが、営業利益は適切なコストコントロールなどにより2ケタ増益予想としている。親会社株主に帰属する当期純利益については、不採算店整理がおおむね完了したことに伴い、2024年3月期に比べて減損損失が減少する見込みだ。業績予想の前提としては、店舗展開については新規出店が25~35店舗で退店が25~30店舗、既存店売上については100.0%をやや上回る水準、原価率については2024年3月期下期の水準が継続し、通期では同0.1ポイント程度悪化する見込みとしている。店舗展開では「生麺専門鎌倉パスタ」や、派生業態である「おだしもん」「てっぱんのスパゲッティ」を中心に新規出店を進める方針としている。セグメント別の計画はレストラン事業の売上高が同1.3%増の38,500百万円で営業利益(全社費用等調整前)が同11.0%増の2,990百万円、喫茶事業の売上高が同3.9%減の25,500百万円で営業利益が同4.0%増の1,680百万円としている。
また半期別に見ると、上期は売上高が31,000百万円、営業利益が1,300百万円、経常利益が1,300百万円、純利益が1,300百万円、下期は売上高が33,000百万円、営業利益が1,700百万円、経常利益が1,700百万円、純利益が800百万円で、売上高・営業利益・経常利益についてはやや下期の構成比が高い計画となっている。この点については特段の要因はなく、上期に出店した店舗の収益寄与が下期に本格化するなどの理由で例年下期の構成比が高くなることを考慮している。
会社予想は既存店売上や原価率の想定を中心に全体として保守的な印象が強く、既存店売上が会社想定を上回る水準(2024年4月は107.1%、同5月は106.3%、同6月は113.9%)で順調なスタートとなっていること、コストアップに対応した価格改定の進展や「プレミアムチョコクロ」シリーズのヒットなどにより想定以上に客単価上昇効果が見られ今後も期待されること、不採算店整理の進展によって固定費負担が軽減しているため増収によって利益が出やすい収益体質になっていること、さらに売上拡大や収益性向上に向けて継続的に取り組んでいるそのほかの各種施策(メニュー開発、販促、店舗オペレーション効率化など)の効果が一段と積み上がることなども勘案すれば、弊社では上振れの可能性が高いと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SO>
2025年3月期の連結業績予想は売上高が前期比0.9%減の64,000百万円、営業利益が同14.5%増の3,000百万円、経常利益が同9.0%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同116.6%増の2,100百万円としている。売上高は前期までの不採算店整理の影響が残るため小幅減収だが、営業利益は適切なコストコントロールなどにより2ケタ増益予想としている。親会社株主に帰属する当期純利益については、不採算店整理がおおむね完了したことに伴い、2024年3月期に比べて減損損失が減少する見込みだ。業績予想の前提としては、店舗展開については新規出店が25~35店舗で退店が25~30店舗、既存店売上については100.0%をやや上回る水準、原価率については2024年3月期下期の水準が継続し、通期では同0.1ポイント程度悪化する見込みとしている。店舗展開では「生麺専門鎌倉パスタ」や、派生業態である「おだしもん」「てっぱんのスパゲッティ」を中心に新規出店を進める方針としている。セグメント別の計画はレストラン事業の売上高が同1.3%増の38,500百万円で営業利益(全社費用等調整前)が同11.0%増の2,990百万円、喫茶事業の売上高が同3.9%減の25,500百万円で営業利益が同4.0%増の1,680百万円としている。
また半期別に見ると、上期は売上高が31,000百万円、営業利益が1,300百万円、経常利益が1,300百万円、純利益が1,300百万円、下期は売上高が33,000百万円、営業利益が1,700百万円、経常利益が1,700百万円、純利益が800百万円で、売上高・営業利益・経常利益についてはやや下期の構成比が高い計画となっている。この点については特段の要因はなく、上期に出店した店舗の収益寄与が下期に本格化するなどの理由で例年下期の構成比が高くなることを考慮している。
会社予想は既存店売上や原価率の想定を中心に全体として保守的な印象が強く、既存店売上が会社想定を上回る水準(2024年4月は107.1%、同5月は106.3%、同6月は113.9%)で順調なスタートとなっていること、コストアップに対応した価格改定の進展や「プレミアムチョコクロ」シリーズのヒットなどにより想定以上に客単価上昇効果が見られ今後も期待されること、不採算店整理の進展によって固定費負担が軽減しているため増収によって利益が出やすい収益体質になっていること、さらに売上拡大や収益性向上に向けて継続的に取り組んでいるそのほかの各種施策(メニュー開発、販促、店舗オペレーション効率化など)の効果が一段と積み上がることなども勘案すれば、弊社では上振れの可能性が高いと考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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