ランシステム、非開示だった今期最終は赤字縮小へ

　ランシステム <3326> [東証Ｓ] が5月23日大引け後(15:30)に非開示だった業績見通しを発表。22年6月期の業績予想は連結最終損益が6.8億円の赤字(前期は9.5億円の赤字)に赤字幅が縮小する見通しと発表した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの運営する店舗は、2020年より新型コロナウイルス感染症の影響を受け、来店客数が減少したことを主な要因として、売上高、営業利益ともに大きく減少しました。喫緊では、緊急事態宣言の解除やワクチン接種率の増加等により新型コロナウイルス感染症からの影響が回復傾向に向かい、人流が増加している中、2021年末から2022年にかけて、感染拡大前に実施していたダーツやビリヤード等のアミューズメントコンテンツイベントの再開やコンテンツの入替、自遊空間本気キャンペーン等を継続的に行い、店舗をご利用のお客様にご満足いただける環境を提供すべく運営を行って参りました。2022年３月にまん延防止等重点措置の解除が行われ、店舗業績は微増しているものの、新型コロナウイルス感染症による影響からの回復には想定よりも時間を要しており、2022年6月期の通期連結業績につきましては、営業利益、経常利益、純利益ともに損失を計上する見込みとなりました。　当社は、本日公表いたしました「資本業務提携契約の締結、第三者割当による新株の発行、並びに主要株主、主要株主である筆頭株主、親会社及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ」に記載の通り、株式会社AOKIホールディングス（以下「AOKIホールディングス」といいます。）との資本業務提携によって、今後、当社が有するセルフ化・無人化システム等の導入や店舗運営に関するシステム開発及び店舗運営に係るノウハウの共有を促進して参ります。また、AOKIホールディングスへの第三者割当による新株発行を行います。加えてAOKIホールディングスは、本資本業務提携の一環として、当社が昨年実行した第三者割当の割当先である株式会社アニヴェルセルHOLDINGS（AOKIホールディングスの筆頭株主）から当社株式を取得する予定であり、これによって、AOKIホールディングスは当社の筆頭株主となる予定です。　これらにより、相互のグループで展開している複合カフェ等の店舗のより効率的な運営と価値向上が見込めるものと判断しております。　なお、本予想数値における１株当たり当期純利益につきましては、前述の第三者割当による株式の発行が行われたものとして株式数を反映し、計算しております。　2022年6月期通期連結業績につきまして、本予想と異なる着地となることが予測される場合には、速やかに公表いたします。