ミタチ産業、今期経常を4％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ミタチ産業 <3321> [東証Ｓ] が3月31日大引け後(15:00)に決算を発表。23年5月期第3四半期累計(22年6月-23年2月)の連結経常利益は前年同期比35.5％増の21.7億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の23億円→24億円(前期は21.3億円)に4.3％上方修正し、増益率が7.8％増→12.5％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.2億円→7.2億円(前年同期は10.7億円)に16.1％増額し、減益率が42.3％減→33.0％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比9.7％減の4.9億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の4.8％→5.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年５月期の業績予想につきまして、自動車関連企業での半導体不足による生産調整の影響などはあるものの、新型コロナウイルス感染症に対する制限緩和などによる海外ＥＭＳ工場の稼働改善、各分野における販売製品のグローバルでの確保、また、コストの抑制や効率化の継続などもあり、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は2022年11月18日公表の業績予想を上回る予想となりました。　なお、上記業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算定したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。