日本麻、今期経常を78％下方修正

　日本製麻 <3306> [東証２] が11月10日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の1億6300万円→3600万円(前期は2000万円)に77.9％下方修正し、増益率が8.2倍→80.0％増に縮小する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の7300万円→2800万円(前年同期は6900万円)に61.6％下方修正し、一転して59.4％減益見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（1）連結業績　2022年３月期第２四半期連結業績につきましては、マット事業の海外子会社が販売数量を伸ばしたものの、個別業績の食品事業の影響を受け、売上高は前回発表予想を下回る見込みです。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、マット事業は廉価なタイプの販売が中心であったため利幅が薄く、食品事業の減収の影響もあり、前回発表予想を下回る見込みです。下期の業績見通しは食品事業の影響と、マット事業において、自動車メーカーの半導体不足や部品調達難による生産調整に伴う受注の減少が予想されるため、通期連結業績予想につきましても修正いたします。（２）個別業績　2022年３月期第２四半期個別業績につきましては、食品事業のパスタは昨年の品薄状態が解消され、家庭用商品の販売が大きく減少し、売上高は前回発表予想を下回る見込みです。これに伴い経常利益、四半期純利益も前回発表予想を下回る見込みです。下期の業績見通しにつきましても食品事業のパスタの原料小麦粉の値上げや、石油価格の高騰による物流費等の上昇が利益を圧迫すると予想されるため、通期個別業績も修正いたします。（注）上記の業績予想は、本資料の作成時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により、本予想数値と異なる可能性があります。