ムゲンＥ、今期経常を12％上方修正、配当も3円増額

　ムゲンエステート <3299> [東証Ｐ] が12月14日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。22年12月期の連結経常利益を従来予想の20.6億円→23.1億円(前期は17.7億円)に11.9％上方修正し、増益率が16.7％増→30.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.7億円→15.1億円(前年同期は7.2億円)に19.3％増額し、増益率が76.8％増→2.1倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の17円→20円(前期は15円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　不動産買取再販事業の大型物件の販売が翌期以降となったこと、不動産開発事業の開発物件や不動産特定共同事業の販売進捗に遅れが見られたことから、売上高は前回予想から8,434 百万円減少の30,412 百万円に修正いたしました。利益につきましては、不動産買取再販事業において収益性を重視した販売を強化した結果、売上総利益率が期初予想を上回って推移したため、営業利益は前回予想から349 百万円増加の2,974 百万円、経常利益は同246 百万円増加の2,312 百万、親会社株主に帰属する当期純利益は同243 百万円増加の1,557 百万円に修正いたしました。

　当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重要課題の一つと位置付け、長期的な事業拡大のため財務体質の強化と内部留保の充実を図りつつ、安定した配当を継続することを基本方針とし、業績の水準等を総合的に勘案し利益配分を決定して参りたいと考えております。また、中長期的な連結配当性向の目標水準を30％以上としております。この基本方針のもと、期末配当金につきましては、2022 年12 月期の連結業績予想の修正の水準も踏まえ、配当予想を前回より３円増額し、1 株当たり20 円（配当性向30.2％）に修正いたしました。※ 業績予想に関する留意事項：上記の業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。