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ジェネレーションパスのニュース
*13:06JST ジェネパ Research Memo(6):ECマーケティング事業は増収。商品企画関連事業は業況改善で今後に期待(2)
■ジェネレーションパス<3195>の業績動向
(4) その他事業
非物販事業として展開するインテリア・雑貨の紹介、それらの実例や家に関するアイデアを紹介するWebメディア「イエコレクション」、前期に立ち上げたシーン・相手別におすすめの贈り物をセレクトするWebメディア「プレゼントコレクション」において、掲載する記事数やPV数の拡大に向けた人員増加などへの投資を行った。2023年5月にはテーマに合わせて書籍・映画をセレクトするWebメディア「ブックスコレクション」を立ち上げ、メディア事業の収益力の強化を図った。業績は、一部大手サービスの終了等に伴う減収により、売上高44百万円(同24.9%減)、セグメント損失15百万円(前期は16百万円の利益)と減収減益となった。
3. 財務状況
2023年10月期末における資産合計は前期末比220百万円減の4,417百万円で、流動資産は同301百万円減の4,063百万円となった。主な要因としては、ECマーケティング事業において、Yahoo!ショッピング関連の売上が減少したことや取引先の業況によるもののほか、売上高の伸びに伴う商品在庫の積み増しがなく売上債権が減少(売掛金及び受取手形合計で75百万円)し、さらに外貨預金による商品仕入代金の支払により現金及び預金が減少(246百万円)したことである。固定資産は、中国子会社でのリース資産取得による増加(72百万円)及び長期前払費用の増加(25百万円)により、同80百万円増の354百万円となった。
負債合計は前期末比133百万円減の2,507百万円で、流動負債は同150百万円減の2,385百万円となった。主な要因としては、売上推移を考慮した商品仕入れの抑制による支払手形及び買掛金の減少(53百万円)や、返済による借入金の減少(90百万円)、ロイヤリティや決済手数料等の変動費の減少による未払金の減少(32百万円)である。固定負債は、長期借入金の減少(69百万円)、リース債務の増加(42百万円)、及び繰延税金負債の増加(40百万円)により、同17百万円増の121百万円となった。
純資産合計は同87百万円減の1,910百万円となった。主な要因は配当金の支払(73百万円)及び親会社株主に帰属する当期純損失の計上(23百万円)に伴う利益剰余金の減少である。
4. キャッシュ・フローの状況
2023年10月期末における現金及び現金同等物は、同456百万円減の893百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは119百万円の収入(前期は177百万円の収入)となった。この主な要因は、賞与引当金の減少(25百万円)等の資金の減少があったものの、売上債権の減少(76百万円)や税金等調整前当期純利益(68百万円)等の資金の増加があったことによる。投資活動によるキャッシュ・フローは319百万円の支出(前期は87百万円の支出)となったが、このうち210百万円は定期預金の預入、55百万円は有形固定資産の取得、27百万円が無形固定資産(ソフトウェア)の取得である。財務活動によるキャッシュ・フローは236百万円の支出(前期は401百万円の収入)となった。主な要因は長期借入金の返済(90百万円)、短期借入金の減少(70百万円)、及び配当金の支払(72百万円)である。総括すると、営業活動によるキャッシュ・フローは前期ほどではないものの引き続き堅調であり、前期に獲得した潤沢な資金を堅実に運用していることが伺える。またキャッシュ・フロー対有利子負債比率※1は7.7倍(前期は5.8倍)、インタレスト・カバレッジ・レシオ※2は81.4倍(前期は216.6倍)と高い水準を維持しており、財務面の安定性を示している。
※1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債(リース債務を除く)÷営業活動によるキャッシュ・フローで算出される指標。
※2 インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー÷利息の支払額で算出される指標。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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(4) その他事業
非物販事業として展開するインテリア・雑貨の紹介、それらの実例や家に関するアイデアを紹介するWebメディア「イエコレクション」、前期に立ち上げたシーン・相手別におすすめの贈り物をセレクトするWebメディア「プレゼントコレクション」において、掲載する記事数やPV数の拡大に向けた人員増加などへの投資を行った。2023年5月にはテーマに合わせて書籍・映画をセレクトするWebメディア「ブックスコレクション」を立ち上げ、メディア事業の収益力の強化を図った。業績は、一部大手サービスの終了等に伴う減収により、売上高44百万円(同24.9%減)、セグメント損失15百万円(前期は16百万円の利益)と減収減益となった。
3. 財務状況
2023年10月期末における資産合計は前期末比220百万円減の4,417百万円で、流動資産は同301百万円減の4,063百万円となった。主な要因としては、ECマーケティング事業において、Yahoo!ショッピング関連の売上が減少したことや取引先の業況によるもののほか、売上高の伸びに伴う商品在庫の積み増しがなく売上債権が減少(売掛金及び受取手形合計で75百万円)し、さらに外貨預金による商品仕入代金の支払により現金及び預金が減少(246百万円)したことである。固定資産は、中国子会社でのリース資産取得による増加(72百万円)及び長期前払費用の増加(25百万円)により、同80百万円増の354百万円となった。
負債合計は前期末比133百万円減の2,507百万円で、流動負債は同150百万円減の2,385百万円となった。主な要因としては、売上推移を考慮した商品仕入れの抑制による支払手形及び買掛金の減少(53百万円)や、返済による借入金の減少(90百万円)、ロイヤリティや決済手数料等の変動費の減少による未払金の減少(32百万円)である。固定負債は、長期借入金の減少(69百万円)、リース債務の増加(42百万円)、及び繰延税金負債の増加(40百万円)により、同17百万円増の121百万円となった。
純資産合計は同87百万円減の1,910百万円となった。主な要因は配当金の支払(73百万円)及び親会社株主に帰属する当期純損失の計上(23百万円)に伴う利益剰余金の減少である。
4. キャッシュ・フローの状況
2023年10月期末における現金及び現金同等物は、同456百万円減の893百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは119百万円の収入(前期は177百万円の収入)となった。この主な要因は、賞与引当金の減少(25百万円)等の資金の減少があったものの、売上債権の減少(76百万円)や税金等調整前当期純利益(68百万円)等の資金の増加があったことによる。投資活動によるキャッシュ・フローは319百万円の支出(前期は87百万円の支出)となったが、このうち210百万円は定期預金の預入、55百万円は有形固定資産の取得、27百万円が無形固定資産(ソフトウェア)の取得である。財務活動によるキャッシュ・フローは236百万円の支出(前期は401百万円の収入)となった。主な要因は長期借入金の返済(90百万円)、短期借入金の減少(70百万円)、及び配当金の支払(72百万円)である。総括すると、営業活動によるキャッシュ・フローは前期ほどではないものの引き続き堅調であり、前期に獲得した潤沢な資金を堅実に運用していることが伺える。またキャッシュ・フロー対有利子負債比率※1は7.7倍(前期は5.8倍)、インタレスト・カバレッジ・レシオ※2は81.4倍(前期は216.6倍)と高い水準を維持しており、財務面の安定性を示している。
※1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債(リース債務を除く)÷営業活動によるキャッシュ・フローで算出される指標。
※2 インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー÷利息の支払額で算出される指標。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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