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グリムスのニュース
■株主還元策
グリムス<3150>は株主還元策として配当を実施している。そして、事業基盤を強化し企業価値を高めるため内部留保を充実させること、会社業績の動向に応じて株主へ成果を配分していくこと、これらを総合的に勘案した上で安定的に株主に利益還元することを利益配分に関する基本方針としている。また、同社では、投資単位当たりの金額を引き下げることにより同社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的として株式分割を実施しており、2021年3月期も2020年9月1日付で、1株に付き2株の割合で株式分割をした。また、2018年3月期からは中間配当を実施、継続している。
2021年3月期には、株式分割後ベースで、期初は中間配当2.5円、期末配当9.5円、合計12.0円と、前期並みの配当を予想していた。しかし、2020年6月24日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所市場第2部に上場市場が変更されたことを記念して、同年7月31日には中間配当において2.5円の記念配当を実施することとした。その結果、2017年3月期から5期連続の増配となる見通しである。また、配当性向も21.2%と、同社が目途とする20%に達することになる。ただ、好調な第1四半期決算を見ると、通期決算も業績予想を上回り、期末配当も増配する可能性がありそうだ。弊社では、同社の収益性や安全性などの指標は十分に高く、今後も増収増益を続けて、近い将来の東証1部上場も視界に入ると考える。
一方、同社グループでは、CSR(企業の社会的責任、Corporate Social Responsibility)にも積極的に取り組んでいる。常に社会のニーズに応えた商品・サービスを提供し続け、新たな価値創造を行うことで、企業価値を向上させ、社会や環境が抱える問題の解決と、社会の持続的な発展に貢献することを基本方針としている。同社グループの取扱商品・サービスは、地球環境の負荷削減につながるものである。また、同社グループはJ1プロサッカーチームの横浜FCのオフィシャルクラブパートナーとして、同クラブをサポートしている。2020年7月1日には同クラブを応援するための電力料金プラン「横浜FCでんき」を開設し、徴収した電気料金の一部をトレーニング環境の設備に充当することを発表したことも、CSRに一環と言えるだろう。近年、我が国でもESG投資(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)を重視した株式投資)を行う機関投資家が増えている。その意味でも、同社株は、注目される銘柄と言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<NB>
グリムス<3150>は株主還元策として配当を実施している。そして、事業基盤を強化し企業価値を高めるため内部留保を充実させること、会社業績の動向に応じて株主へ成果を配分していくこと、これらを総合的に勘案した上で安定的に株主に利益還元することを利益配分に関する基本方針としている。また、同社では、投資単位当たりの金額を引き下げることにより同社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的として株式分割を実施しており、2021年3月期も2020年9月1日付で、1株に付き2株の割合で株式分割をした。また、2018年3月期からは中間配当を実施、継続している。
2021年3月期には、株式分割後ベースで、期初は中間配当2.5円、期末配当9.5円、合計12.0円と、前期並みの配当を予想していた。しかし、2020年6月24日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所市場第2部に上場市場が変更されたことを記念して、同年7月31日には中間配当において2.5円の記念配当を実施することとした。その結果、2017年3月期から5期連続の増配となる見通しである。また、配当性向も21.2%と、同社が目途とする20%に達することになる。ただ、好調な第1四半期決算を見ると、通期決算も業績予想を上回り、期末配当も増配する可能性がありそうだ。弊社では、同社の収益性や安全性などの指標は十分に高く、今後も増収増益を続けて、近い将来の東証1部上場も視界に入ると考える。
一方、同社グループでは、CSR(企業の社会的責任、Corporate Social Responsibility)にも積極的に取り組んでいる。常に社会のニーズに応えた商品・サービスを提供し続け、新たな価値創造を行うことで、企業価値を向上させ、社会や環境が抱える問題の解決と、社会の持続的な発展に貢献することを基本方針としている。同社グループの取扱商品・サービスは、地球環境の負荷削減につながるものである。また、同社グループはJ1プロサッカーチームの横浜FCのオフィシャルクラブパートナーとして、同クラブをサポートしている。2020年7月1日には同クラブを応援するための電力料金プラン「横浜FCでんき」を開設し、徴収した電気料金の一部をトレーニング環境の設備に充当することを発表したことも、CSRに一環と言えるだろう。近年、我が国でもESG投資(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)を重視した株式投資)を行う機関投資家が増えている。その意味でも、同社株は、注目される銘柄と言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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