日東紡、前期最終を一転62％減益に下方修正

　日東紡績 <3110> [東証Ｐ] が4月26日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終利益を従来予想の75億円→25億円(前の期は65.1億円)に66.7％下方修正し、一転して61.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の0.2億円の黒字→49.7億円の赤字(前年同期は41.7億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　昨今の原燃料の高騰、及び自動車や電子機器を始めとした幅広い産業における停滞感がある中で、当社グループの保有する固定資産のうち収益性の低下がみられた原繊材セグメントにおける汎用組成製品（複合材及び、電子材料向けＥガラス・ヤーン）の製造設備について、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき将来キャッシュフローを算定し判定した結果、第４四半期連結会計期間において、減損損失約65億円を計上する見込みです。それに伴い、親会社株主に帰属する当期純利益を修正しました。