日清紡ＨＤ、今期最終を一転赤字に下方修正

　日清紡ホールディングス <3105> [東証Ｐ] が8月22日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年12月期の連結最終損益を従来予想の180億円の黒字→190億円の赤字(前期は197億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の63.7億円の黒字→306億円の赤字(前年同期は65.4億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　本日2023年8月22日付「連結子会社の異動（株式譲渡）及び債権譲渡に関するお知らせ」でお知らせしたとおり、TMD社株式譲渡に伴う特別損失を計上する見込となりました。また、当件に伴う費用の増加に加え、水・河川情報システムなど無線分野の予算減により官公庁向け案件が減少している無線・通信事業や、スマホやパソコンの需要回復遅れにより民生品が低迷しているマイクロデバイス事業の売上が減少していることから、当社グループの売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を下回る見込みです。業績予想の前提となる為替レートにつきましては、1米ドル130円、1ユーロ140円で予想しています。（注）この資料に記載されている業績予想数値につきましては、本資料の発表日現在で得られた入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいたものであり、実際の業績はさまざまな要因の変動により予想数値と異なる可能性があります。