テーマの多面性だけでなく製造業の真価を発揮することに期待したい
業種:電気機器
時価総額:1627億円
PER:23.27倍
PBR: 0.62倍
綿紡績の老舗ながら非繊維事業を拡大し、エレクトロニクス(マイクロデバイス、無線)をはじめブレーキ、精密機器など事業多角化を推し進める。ブレーキ摩擦材では世界首位を誇る。昨年、バイポーラICに代表されるアナログICに強みがある新日本無線を完全子会社化。
業績面においては変則決算で比較が難しいが、中間決算段階で売上高前期比▲4.8%、営業利益同▲87.5%と大きく落ち込んでいる。主力のブレーキ事業の大幅減が響いたことに加え、不動産事業も前期とのコントラストから大幅減となり利益水準が落ち込んだ。他方で、マイクロデバイスおよび化学品が足元で底入れの兆しが見え始め、下期以降での回復が期待される。
株価は夏場の低迷期を経て足元では緩やかな戻り歩調を辿っており、途中でもみ合いをはさみながらも下値切り上げの動きに変化してきている。成長戦略のモビリティおよびライフ&ヘルスケア分野における化学品事業のV字回復も見込めることから今後は強気で対処したい。
時価総額:1627億円
PER:23.27倍
PBR: 0.62倍
綿紡績の老舗ながら非繊維事業を拡大し、エレクトロニクス(マイクロデバイス、無線)をはじめブレーキ、精密機器など事業多角化を推し進める。ブレーキ摩擦材では世界首位を誇る。昨年、バイポーラICに代表されるアナログICに強みがある新日本無線を完全子会社化。
業績面においては変則決算で比較が難しいが、中間決算段階で売上高前期比▲4.8%、営業利益同▲87.5%と大きく落ち込んでいる。主力のブレーキ事業の大幅減が響いたことに加え、不動産事業も前期とのコントラストから大幅減となり利益水準が落ち込んだ。他方で、マイクロデバイスおよび化学品が足元で底入れの兆しが見え始め、下期以降での回復が期待される。
株価は夏場の低迷期を経て足元では緩やかな戻り歩調を辿っており、途中でもみ合いをはさみながらも下値切り上げの動きに変化してきている。成長戦略のモビリティおよびライフ&ヘルスケア分野における化学品事業のV字回復も見込めることから今後は強気で対処したい。