１０時の注目株＝連結ＰＢＲ０．７倍台と割安感強し、合併による成長性に期待――ココカラファイン

　ココカラファイン　ホールディングスを狙いたい。

　同社は、ドラッグストアチェーンを展開するセイジョーとセガミメディクスによる共同持株会社。業績が堅調であるにもかかわらず、株価には割安感がある。また、１０年１０月をメドにアライドハーツ・ホールディングスと合併する予定。規模の拡大による一段の成長が期待できる。

　１０年３月期連結経常利益予想値は前期比１．９％増の７４億１０００万円。消費低迷や一般用医薬品の不振があったものの、調剤事業の好調や経費節減で補ったもようだ。

　アライドハーツ・ホールディングスとの合併により、ドラッグストア業界３位に浮上する見通しだ。両社の業績を単純合算した売上高は約２７００億円となる。０９年６月の改正薬事法施行を機に、ドラッグストア業界は異業種の参入も含めて競争が激化している。業界トップクラスの規模により競争力を強化する戦略は評価できよう。

　株価は、２月２３日の年初来安値１４５０円を底に回復基調が継続し、８日には１月８日の年初来高値１７４９円を更新した。とはいえ、連結ＰＥＲ９倍台、ＰＢＲ０．７倍台で依然として割安感がある。（武石謙作）





保有期間：３カ月

目標株価：２０００円

損切りライン：１５００円



◎注目株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社