決算プラス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … ＡＢＥＪＡ、ＦＩＸＥＲ、チムスピ (1月11日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の1月10日から11日の決算発表を経て12日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ＡＬＰＨＡ <4760>
　24年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常損益は8800万円の黒字(前年同期は400万円の赤字)に浮上し、9-2月期(上期)計画の4500万円に対する進捗率が195.6％とすでに上回り、さらに5年平均の93.9％も超えた。

★No.2　ジェーソン <3080>
　24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比9.6％増の8.5億円に伸び、通期計画の10億円に対する進捗率は85.8％に達したものの、5年平均の88.9％を下回った。

★No.3　チムスピ <4397>
　24年8月期第2四半期の連結経常損益を従来予想の2億円の赤字→9000万円の赤字(前年同期は2500万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<4760> ＡＬＰＨＡ 　　東Ｓ 　 +30.43 　　1/11　　　1Q　　　　黒転
<3080> ジェーソン 　　東Ｓ 　 +19.65 　　1/11　　　3Q　　　　9.58
<4397> チムスピ 　　　東Ｇ 　 +10.14 　　1/11　　　1Q　　　　赤拡
<2303> ドーン 　　　　東Ｓ　　 +8.56 　　1/11　　上期　　　 30.37
<6505> 東洋電 　　　　東Ｓ　　 +4.57 　　1/11　　上期　　　182.23

<6469> 放電精密 　　　東Ｓ　　 +3.46 　　1/11　　　3Q　　　　黒転
<7847> グラファイト 　東Ｓ　　 +2.31 　　1/11　　　3Q　　　-83.40
<5129> ＦＩＸＥＲ 　　東Ｇ　　 +2.08 　　1/11　　　1Q　　　-85.17
<4017> クリーマ 　　　東Ｇ　　 +1.61 　　1/11　　　3Q　　　　黒転
<8908> 毎コムネット 　東Ｓ　　 +1.58 　　1/11　　上期　　　　0.91

<8247> 大和デ 　　　　東Ｓ　　 +0.43 　　1/11　　　3Q　　　298.57
<5574> ＡＢＥＪＡ 　　東Ｇ　　 +0.41 　　1/11　　　1Q　　　-65.00

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした12日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース