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3022  東証1部

山下医科器械

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山下医科器械の個人投資家の売買予想

買い予想終了

十分割安な銘柄

予想株価

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登録時株価

1,460.0円

獲得ポイント

+50.05pt.

収益率

+18.83%

期間

理由

【投資戦略】
近年の推移や今後の予想から総じて業績はすごく堅実といえる。また,現在の株価はDCF法による算定でも割安だといえる。来期は福山市に建設した医療モールによる更なる好業績が期待できるため,現時点で買って,長期的に保有する戦略が望ましいと考えられる。

【DCF法による理論株価の算定】
過去10年分のデータより(WACCを3.91%、β=1.06、市場のリスクプレミアム=7.0%)として理論株価をもとめた場合4224円となる。また、(β=2.0、市場のリスクプレミアム=10%)と設定したとしても理論株価は2191円となるため、現在の株価1467円は十分割安であるといえる。

【銘柄分析】
市場分析:
当社のシェアは、約30社の医療機器業界がひしめく九州でトップの6.9%を誇る最大手であり、約1000社ある全国の同業の中では第9位に位置している。
また九州地区での強みとして、人口あたりの病院数が全国を大きく上回っていることや近5年間の病院開設数が126件と首都圏に次いで多いことから、医療機器への需要は十分であるといえる。

業界分析・自社分析:
医療機器卸売業界全体は価格競争の激化により売上高は伸び悩んでいるが、当社は毎年着実に売り上げを伸ばしている。これは
・クリニック型ショールームのTMS(トータルメディカルサポート)センター
・医院開業コンサルテーションサービス
による競合他社との差別化
・品質管理体制向上
・物品管理システム「SPDシステム」
による徹底した合理化が大きな強みとなっているからだと考えられる。

成長戦略:
新しく広島県に進出し,福山市に医療・健康をテーマとした東手城ヘルスケアモール(仮称)を建設中。建設予定地の福山市は交通の要衝にあり、さらに他の都市に比べ診療所数・医師数が少ない。また、人口増加と高齢化が進んでいることから医療モールの需要は伸びると考えられる。

【留意点】
・診療報酬の引き下げや特定保険医療材料の償還価格引き下げなど、医療費抑制政策による競争の激化
・改正薬事法による更なる厳格な品質管理の必要。
ただし,当社はこれらに十分対応できると判断できる。

参考文献:
厚生労働省大臣官房統計情報部 医師・歯科医師・薬剤師調査
福山市 平成17年国勢調査結果
厚生労働省 病院報告
山下医科器械ホームページ〈http://www.yamashitaika.co.jp/〉
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