長栄、今期経常を6％上方修正、配当も27円増額

　長栄 <2993> [東証Ｓ] が3月18日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の16.9億円→17.9億円(前期は20億円)に6.0％上方修正し、減益率が15.4％減→10.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の7.8億円→8.8億円(前年同期は9.1億円)に13.1％増額し、減益率が14.7％減→3.6％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→107円(前期は100円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期の業績予想につきましては、売上高が若干下回る見通しであるものの、自社物件を２棟売却したことによる特別利益の計上及び最新の業績動向等を踏まえ、業績予想を上記のとおり修正することといたしました。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題のひとつであると認識しており、財務体制の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充実を勘案のうえ、安定した配当政策を実施することを基本方針としております。　2024年３月期の配当予想につきましては、１株当たり80円の普通配当としておりましたが、上記業績予想の修正も踏まえて経営成績及び財政状態を総合的に勘案した結果、特別配当27円を加え、合計107円にすることといたしました。