長栄、今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額

　長栄 <2993> [東証Ｓ] が3月15日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の16.9億円→20億円(前期は16.2億円)に17.8％上方修正し、増益率が4.8％増→23.4％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の6.1億円→9.1億円(前年同期は8.3億円)に49.4％増額し、一転して9.2％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→100円(前期は105円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大防止に対する入国制限が緩和されたことにより、留学生受け入れに関する営業活動が拡大したことに加え、大型不動産売買の成約による手数料収入を計上したことから、売上高が増加する見通しです。そのため、第３四半期累計期間の業績も踏まえ、業績予想を修正することといたしました。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題のひとつであると認識しており、財務体制の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充実を勘案のうえ、安定した配当政策を実施することを基本方針としております。　2023年３月期の配当予想につきましては、１株当たり80円の普通配当としておりましたが、上記業績予想の修正も踏まえて経営成績及び財政状態を総合的に勘案した結果、特別配当20円を加え、合計100円にすることといたしました。