決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … アダストリア、ダイセキ、マルマエ (6月30日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の6月29日から6月30日の決算発表を経て7月3日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ダイセキＳ <1712>
　24年2月期の連結経常利益を従来予想の16億円→20.4億円(前期は14.1億円)に27.6％上方修正し、増益率が13.3％増→44.5％増に拡大する見通しとなった。

★No.2　東テク <9960>
　23年3月期の連結経常利益は前の期比14.8％増の81.7億円になり、24年3月期も前期比13.8％増の93億円に伸びを見込み、12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.3　クラウディア <3607>
　23年8月期の連結経常利益を従来予想の3億8000万円→5億2000万円(前期は6億8600万円)に36.8％上方修正し、減益率が44.6％減→24.2％減に縮小する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<1712> ダイセキＳ 　　東Ｐ 　 +22.82 　　6/30　　　1Q　　　372.73
<9960> 東テク 　　　　東Ｐ 　 +18.25 　　6/30　本決算　　　 13.80
<3607> クラウディア 　東Ｓ 　 +11.66 　　6/30　　　3Q　　　 14.46
<2935> ピックルス 　　東Ｐ　　 +9.75 　　6/30　　　1Q　　　 12.88
<6264> マルマエ 　　　東Ｐ　　 +9.53 　　6/30　　　3Q　　　-58.03

<8276> 平和堂 　　　　東Ｐ　　 +9.22 　　6/30　　　1Q　　　 32.44
<8011> 三陽商 　　　　東Ｐ　　 +7.66 　　6/30　　　1Q　　　 72.85
<9793> ダイセキ 　　　東Ｐ　　 +5.96 　　6/30　　　1Q　　　 23.10
<2685> アダストリア 　東Ｐ　　 +3.31 　　6/30　　　1Q　　　 28.89
<2164> 地域新聞社 　　東Ｇ　　 +0.27 　　6/30　　　3Q　　　　赤転

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした7月3日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース