決算プラス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … ジャパニアス、ＷＡＣＵＬ、識学 (1月10日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の1月6日から10日の決算発表を経て11日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　クラウディア <3607>
　23年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の8.3億円に急拡大し、通期計画の3.8億円に対する進捗率が220.8％とすでに上回り、さらに5年平均の177.3％も超えた。

★No.2　ジャパニアス <9558>
　22年11月期の経常利益(非連結)は前の期比69.4％増の6.1億円に伸び、23年11月期も前期比30.1％増の8億円に拡大を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.3　プロパスト <3236>
　23年5月期第2四半期累計(6-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比84.9％増の20.9億円に拡大し、通期計画の17.4億円に対する進捗率が120.6％とすでに上回り、さらに5年平均の82.0％も超えた。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<3607> クラウディア 　東Ｓ 　 +24.61 　　1/10　　　1Q　　　118.49
<9558> ジャパニアス 　東Ｇ　　 +6.83 　　1/10　本決算　　　 30.08
<3236> プロパスト 　　東Ｓ　　 +3.55 　　1/10　　上期　　　 84.93
<2668> タビオ 　　　　東Ｓ　　 +2.22 　　1/10　　　3Q　　　　黒転
<7049> 識学 　　　　　東Ｇ　　 +1.58 　　1/10　　　3Q　　　　赤転

<4173> ＷＡＣＵＬ 　　東Ｇ　　 +1.31 　　1/10　　　3Q　　　-20.44
<9835> ジュンテン 　　東Ｓ　　 +0.86 　　1/10　　　3Q　　　-21.91
<3280> エストラスト 　東Ｓ　　 +0.69 　　1/10　　　3Q　　　 71.15
<4494> バリオ 　　　　東Ｓ　　 +0.45 　　1/10　　　3Q　　　　2.33
<2830> アヲハタ 　　　東Ｓ　　 +0.33 　　1/10　本決算　　　-23.66

<6496> 中北製 　　　　東Ｓ　　 +0.29 　　1/10　　上期　　　102.78
<2300> きょくとう 　　東Ｓ　　 +0.21 　　1/10　　　3Q　　 1136.36

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース