カッシーナ、今期経常を23％下方修正

　カッシーナ・イクスシー <2777> [ＪＱ] が8月4日午前(10:00)に業績修正を発表。20年12月期の連結経常利益を従来予想の6億7000万円→5億1500万円(前期は5億1300万円)に23.1％下方修正し、増益率が30.6％増→0.4％増に縮小する見通しとなった。
　ただ、1-6月期(上期)の連結経常損益は従来予想の1億5000万円の黒字→3億6300万円の黒字(前年同期は3200万円の赤字)に2.4倍上方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（2020 年12月期第２四半期）　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するために、グループ３社の店舗、ショールームを一定期間臨時休業にしたほか、取引先企業の社員が長期間に渡って在宅勤務となったことから新しいプロジェクトの商談が進展しなかったことが主たる要因となり、前回発表予想を下回る見込みとなりました。　一方、利益につきましては、付加価値の高い商品の販売に注力し、値引き販売を抑制したことから粗利率が改善したほか、一般管理販売費の削減に努めて利益の確保を図ったことが主たる要因となり、営業利益、経常利益、四半期純利益が前回発表予想を上回る見込みとなりました。（2020 年12 月期累計期間）　売上高につきましては、グループ３社の第２四半期までの売上高が予想を下回ったことに加えて、第３四半期、第４四半期に売上転化を予定していた一部の取引の納品時期が、新型コロナウイルス感染症の影響によって翌年以降に延期になったり、商談中のプロジェクトのスケジュールが見直されたりした影響を織り込んで、前回発表予想を下方修正するものであります。　利益につきましても、売上高の下方修正に加えて、一般管理販売費が第３四半期以降は第２四半期までと比較して増加することが見込まれるため、前回発表予想を下方修正するものであります。　なお、2020 年12 月期の年間配当金の予想（期末に１株当たり30 円）については、変更いたしません。（その他）　上記の業績予想につきましては、本資料の発表時点において入手可能な情報及びその業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。