ヴィレッジＶ、今期経常を一転赤字に下方修正

　ヴィレッジヴァンガードコーポレーション <2769> [東証Ｓ] が5月9日大引け後(15:10)に業績修正を発表。23年5月期の連結経常損益を従来予想の3億8000万円の黒字→5000万円の赤字(前期は4億2000万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5億6000万円→1億3000万円(前年同期は6億4700万円)に76.8％減額し、減益率が13.4％減→79.9％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループは、店舗ごとに独創的な空間を創出し、POPUP催事出店の強化や、オリジナル企画によるクリエイター様や他企業様とのコラボ商品のWEB販売などEC事業の拡大を図ってまいりました。しかしながら、国際情勢の不安定化による物価高騰や、人流の活発化に伴って消費行動がモノ消費からコト消費へシフトしたこと等を受けて、菓子類や美容雑貨など嗜好品に対する消費者の購買意欲が低下したことにより、売上高が当初の予想を下回る見込みとなりました。損益面におきましても、コスト低減・諸経費の削減を図ってまいりましたが、売上高の減少に伴う売上総利益の減少が上回り、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、予想を下回る見込みとなりました。※上記業績予想等は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。