トーメンデバイスが１０年３月期連結業績見込みを上方修正、デジタル家電向けやＰＣ向けＩＣ需要伸びる

　トーメンデバイスが１５日引け後、集計中の１０年３月期連結業績見込みを上方修正した。豊田通商系の半導体商社で、発表によれば、１０年３月期の連結売上高は、従来予想比１４０億円増の１３８０億円（前期比１．８％増）、営業利益は同４億６０００万円増の２７億円（同８．３％増）、経常利益は同５億１０００万円増の２９億円（同１８．５％増）、純利益は同３億３０００万円増の１７億円（同２７．８％増）となった。

　上方修正の理由として会社側では、景気刺激策によるデジタル家電需要、ウィンドウズ７の登場によるパソコン需要およびメモリー半導体・液晶パネル価格の動向が想定を上回り、売上増に寄与したほか、この増収効果が利益面にも貢献した、としている。

　業績の上方修正により、期末配当も、従来予想比で１株につき１０円増の３５円とする方針だ。

　１５日の株価は６円高の１８７０円ザラバ引け。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

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