パルが続落、原価高など響き第１四半期１６％営業減益

　パル<2726.T>が続落。１４日の取引終了後に発表した第１四半期（３～５月）連結決算で、売上高２７６億６５００万円（前年同期比６．３％増）、営業利益２０億７６００万円（同１６．１％減）、純利益９億３５００万円（同３１．０％減）と２ケタ減益となったことが嫌気されている。衣料事業で３３店舗、雑貨事業で１８店舗の新規出店を行ったことで売上高は増加したが、円安による原価のアップや出店に伴うコストなどが利益を圧迫し、減益を余儀なくされた。
　１６年２月期通期業績予想は、売上高１１９５億４０００万円（前期比１０．６％増）、営業利益８７億７０００万円（同８．７％増）、純利益５３億６０００万円（同３１．０％増）の従来予想を据え置いている。
　なお同時に、上限を４０万株（発行済み株式数の１．７２％）、または１８億円を上限とする自社株買いを発表したが、これに対する反応は限定的のようだ。

パルの株価は９時３５分現在３６８０円（▼２３５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）