タビオ、前期経常を32％上方修正

　タビオ <2668> [東証Ｓ] が4月4日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年2月期の連結経常利益を従来予想の4億円→5.2億円(前の期は2億円)に31.6％上方修正し、増益率が2.0倍→2.6倍に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の2.6億円→2.3億円(前の期は1.8億円)に10.8％下方修正し、増益率が42.1％増→26.8％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.3億円→4.6億円(前年同期は4.1億円)に37.6％増額し、一転して11.5％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績予想につきましては、売上高は当初想定を下回るものの、店頭販売が回復傾向を示すなど概ね計画の範囲内で推移する見込みとなりました。　利益面におきましては、エリア整備による直営店減少等による人件費の減少や、販促費の見直し等のコスト見直し等により、経常利益段階では、計画を上回る見通しとなりましたが、収益性の低下が見られた直営店の減損損失が増加したこと等に伴い、親会社株主に帰属する当期純利益については、計画の範囲内での見込みとなりました。　通期の個別業績予想につきましても、連結業績予想と同じく、売上高は概ね計画の範囲内で推移し、営業利益・経常利益についても、人件費や販促費等の減少により、計画を上回る見通しとなりました。当期純利益につきましては、直営店の減損損失が増加したこと等により、計画の範囲内で推移する見込みとなりました。　上記を踏まえ、通期の連結・個別業績予想を修正致します。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。