カワチ薬品が大幅続落、１５年３月期最終損益を赤字に修正で

　カワチ薬品<2664.T>が大幅続落。２８日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の２８００億円から２６９０億円（前期比１０．８％増）へ、営業利益を同８３億円から４２億円（同４１．５％減）へ、最終損益を同５３億円の黒字から４３億円の赤字（前期２０億１５００万円の赤字）に下方修正したことが嫌気されている。上期に消費税増税前の駆け込み需要の反動減があったことに加え、夏場の天候不順や価格競争の激化などが影響した。また、最終損益は店舗にかかわる減損損失や店舗閉鎖関連費用などを計上したことで赤字となった。
　なお、同時に発表した第２四半期累計（３月１６日～９月１５日）決算は、売上高１３５３億９７００万円（前年同期比１０．５％増）、営業利益１９億１７００万円（同４９．７％減）、最終損益５８億７２００万円の赤字（前年同期２４億４３００万円の黒字）となり、従来予想の売上高１４３５億円、営業利益４７億円、最終損益３１億円の黒字を下回った。

カワチ薬品の株価は１１時３０分現在１６８８円（▼１６７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）