イオン九州、前期経常を74％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　イオン九州 <2653> [ＪＱ] が3月23日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。22年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の34億円→59億円(前の期は33.7億円)に73.5％上方修正し、増益率が0.8％増→74.9％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益も従来予想の5.8億円→30.8億円(前年同期は42.2億円)に5.3倍増額し、減益率が86.2％減→27.0％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前の期は15円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当期においては、2021年度をスタート年度とする中期経営計画に掲げた「食の強化」及び「非食品分野の専門化」の取り組みを推進し、売上構成比の高い食品が好調に推移したことに加え、経費面では、本社のスリム化、店舗後方業務の見直し、「どこでもレジ　レジゴー」や「セルフレジ」導入によるレジのスマート化等デジタル技術の活用による生産性改善に取り組んだ結果、通期の営業収益、営業利益、経常利益、当期純利益が前回予想数値を上回る見通しとなりました。

　上記のとおり、当期の業績が当初予想を上回る見通しとなったこと、また、本年6月に当社の創業50周年を迎えることから、2022年2月期の期末配当において、1株当たり5円の記念配当を実施させていただくことといたしました。これにより、2022年2月期の1株当たり期末配当金は、普通配当15円に記念配当5円を合わせた20円となる予定です。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。