ブレクスルー、前期経常を36％下方修正

　ビジネス・ブレークスルー <2464> が5月22日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の2億8900万円→1億8600万円(前の期は4億6100万円)に35.6％下方修正し、減益率が37.3％減→59.7％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億0200万円の黒字→100万円の赤字(前年同期は2億1000万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の主力事業であるBBT大学・大学院・オープンカレッジ等のオンライン教育プログラムは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）拡大の影響を受ける事なく年間を通じて運営いたしました。また、アオバ・ジャパン・インターナショナルスクールも2020年２月末以降、速やかにオンライン教育に切り替え、影響を受ける事なく運営しています。　他方、当社が受注済の法人研修のうち集合研修を含む案件、ならびに、（株）ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックが受注済の集合研修案件等において、2020年２月以降、開催の延期、縮小、キャンセル等が発生いたしました。　また、１～５歳を対象に通学を伴う認可外保育園であるバイリンガル・プリスクールに関しましては、政府の緊急事態宣言に伴う全国学校閉鎖の要請に応じて、2020年２月末以降、規模を大幅に縮小した運営を続けています。特に2020年４月に開校した中野キャンパスは、開校直前となる2020年１～３月において募集活動の大幅な制約を余儀なくされました。2019年５月に株式を取得し連結対象に加えたLittle Angels学園（株）は、当初想定の通り経営再建の途中にあるため、通期で営業損失を計上する見通しです。売上高は概ね前回予想どおりとなるものの、以上の要因により利益面は前回予想を下回る見込みであります。　なお、上記の影響はいずれも一時的なものであり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束の進展と共に解消又は機会拡大していくと評価しております。