【買い】ベネフィット・ワン(2412)大型協業計上により業績上振れ期待◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

大型協業計上により業績上振れ期待

パソナグループ傘下の法人向けに会員制の福利厚生代行サービス「ベネフィット・ステーション」を運営するアウトソーシング事業分野の中核企業。

10月31日の決算、18年3月期上期のの連結経常利益は前年同期比1.2％増の25.3億円で着地。
主力の「福利厚生事業」では、サービス利用促進やIT投資の繰り上げ実施等により費用が先行するものの、会員数は着実に増加し事業は堅調に推移している。
報奨金等をポイント化して管理・運営する「インセンティブ事業」においては既存顧客を中心にポイント交換が順調に進み、疾病予防のための健康支援を行う「ヘルスケア事業」においては、新規取引が大幅に増加するなど好調に推移した。
個人会員向けに割引サービスを提供する「パーソナル事業」は、大型協業のスタートが8月にずれこみ、個人会員数の増加反転時期は下期に持ち越しとなり、今後の業績上振れに期待。

チャート面では17年7月からの調整トレンドから17年11月の安値1981円を起点に比較的安定的に上昇している。17年7月の高値2550円も上抜けに成功したことから、更なる上値追いの展開が想定されよう。

業種：サービス業
時価総額：2373.6億円
PER：52.79倍
PBR：14.70倍