ゲンダイは冴えない、２１年３月期業績予想を上方修正も反応限定的

　ゲンダイエージェンシー<2411.T>は冴えない。前週末１１日の取引終了後、２１年３月期の連結業績予想について、売上高を６８億５０００万円から７５億円（前期比３２．５％減）へ、営業損益を６億５０００万円の赤字から２億３０００万円の赤字（前期４億６０００万円の黒字）へ、最終損益を６億５０００万円の赤字から２億６０００万円の赤字（同３１００万円の黒字）へ上方修正したが、市場の反応は限定的のようだ。

　主要クライアントの広告活動再開時期を７月からと仮定していたが、１カ月早い６月に再開されたことや、以後の需要の立ち上がりが急ピッチであることが要因。また、旅費交通費などの変動費や役員報酬をはじめとする人件費の削減、更にオフィスの集約などによるその他固定費の削減などを見込んでいることも寄与する。

　同時に、未定としていた中間配当を無配（前年同期１２円）にすると発表した。期末配当は引き続き未定（同１３円）としている。

出所：MINKABU PRESS